1回目デート後の男性の気持ち

「マッチングアプリで繋がった女子とリアルで会えたぞ!」「マッチングアプリってホントに会えるもんなのだなぁ」「満足満足」みたいな思考回路なのでしょう。知人経由の紹介や合コンきっかけの出会いも同様です。「『ゴハン誘ってください』って社交辞令じゃなかったんだな」「俺も意外と女子ウケが良いんだな」「満足満足」と、そこでいったん完結してしまっているのです。さらに! 

1回目デートでスケベ心を出して嫌われぬよう前日オナニーをして玉袋を空っぽにし、休日はスウェットで過ごす派だけどオシャレ着に身を包み、ヤロウ同士では絶対行かないようなパスタ屋に来ているのですから、そりゃ「やりきった感」はハンパないのでしょう。そのため、2回目デートに誘おうという発想に至らないのです。

燃え尽き症候群まっただなかの相手には、何を言ってもムダです。「確か土日休みって言っていたよね」「次の週末飲もうよ」など提案したところで、一切響きません。フルマラソン完走直後のメダリストに、「さあ、次の4年後に向け今から走り込みだ!」と言ったところで、「ちょっと休ませて」となるようなもんです。

2回目デートに繋げるには…

そう、ポイントは「ちょっと休ませて」という部分。このまま燃え尽き・朽ち果てるわけじゃないのです。ちょっとの間、クールダウンすることで、また「次の4年後に向け走り込みだ!」となるように! 一般男性にも、ちょっとの間クールダウンを与えることで、「ぼちぼち女子とデートしたいぞ」と、燃えカスが再燃焼する現象が起きるのです。

というわけで1回目デートが終わったら、すぐ次の約束を確定させようと先を急ぐのではなく! 「楽しかった、ありがとう」の礼だけ送って、1ヶ月ほど放置することをオススメします。その放置期間1ヶ月が、相手男性にとっては「ちょっとの間のクールダウン」に該当するので。

そして1ヶ月の空白期間を経て、「久しぶり、どうしている?」「良かったら近々飲みに行こうよ」とLINEしましょう。相手男性の「ぼちぼち女子とデートしたいぞ」という気持ちが整っているタイミングにドンピシャでハマるはず。これにて2回目デートはスムーズに決まるでしょう。

2回目デートの後もまた「燃え尽き症候群」が起きるのか……という不安はごもっとも。大丈夫ですよ、2回目デートが実施されることで、相手男性の中には「女子とのデートって、いちいち燃え尽きるほど肩肘張る必要はないのだな」という気付きが生まれるでしょうから。ここから3回目以降は、トントン拍子に進むはずです。

以上を踏まえ結論! 1回目デートの後は思いきって1ヶ月の空白期間を設けましょう。その1ヶ月間が手持ち無沙汰であれば、ほかの男子とデートして時間潰しを! 

Text/菊池美佳子