いつも鳥貴族に連れていかれる理由

一度セックスした女性から再度、「会いたい」と求められたり、自分発信での「会おうぜ」に対し、オッケーが得られたりするということは! 俺のチンチンが良かったからこそのリピートってことになります。

俺のチンチンがイマイチであれば、わざわざ「会いたい」と連絡してこないはず。こっちから誘っても無視するはず。連絡が来ているorこっちの誘いに乗ってくるのは、チンチンが良かったからなのだ! そりゃそうだ、俺のチンチンはなんてったって16センチあるからな! 16センチではなく12センチの男性なら、「俺のチンチンは金属バット並みの硬度を誇るからな!」など結論づけるでしょう。

チンチン自体だけでなく、セックステクニックに関してもしかり。「俺の手マンにメロメロなのだな!」「俺のピストン運動にデレデレなのだな!」と、継続的なセフレ関係は自信へと繋がります。ワンナイトでは味わえない感覚です。連絡先を交換することもなく、ラブホを出た瞬間にバイバイするようなワンナイトでは、俺のチンチンがどうだったのか、セックステクニックはどうだったのか……確かめようがないので。

ここから先は余談になりますが、セフレ女性に対して高いメシを奢ったり、デートらしきことをしないのも、チンチンとテクの満足度の確認に集中するためでしょう。だって叙々苑とか回らない寿司とか奢ったら、「高いメシ目的かもしれん」という邪念が生じ、チンとテクの満足度が正確に推し量ることができません。

だからこそ、セフレ女性に奢る店はトリキ程度にとどめ、映画を観るとか遊園地に行くとか井の頭公園でボートを漕ぐなどのデート行為もしないのです。チンチンとセックステクだけで勝負したいので。

以上を踏まえると、貴女サマのセフレ男性は、「キミは俺のチンチンとテクに無我夢中!」と思い込んでいることになります。「無我夢中ってほどではない!」とツッコミたいところですが、そこをツッコんじゃうと自信喪失し、チンチンをツッコんでくれなくなるので、あえて言わないでおきましょう。

Text/菊池美佳子