その後、行く宛もなく池袋を彷徨いましたが、特に面白いことはなく、むしろどんどん心が荒んで行くのを感じました。
なんというか、GTOやIWGPに皆がシンパシーを感じていた90年代後期のあの鬱屈としたムードのまま街全体が止まっているんです。
かと思えば乙女ロードのような、強烈に新しいものが折り混ざっている場所もあったりして、月並みな表現ですが「カオス」という以外に表現できませんでした。
そして渋谷ヒカリエは、渋谷でなく池袋にこそ建つべきだったんじゃないか…とも思いました。
あの変な形の変なビルが池袋に…って想像しただけでめちゃ似合うもん。
というか面白くないですか? 私だけ? 誰も共感出来ないこと書いちゃってる感じ?
それから一応、IWGPのロケ地として有名な噴水なども観に行きましたが特に盛り上がらず、気が付くとオナラの話で笑い転げている私と編集さんがいた。
テンションが下がりすぎて、ほんの些細な事で笑えて仕方なかったんです。
一瞬、「もしかして池袋って、こういう些細な日常のありがたみに気付いちゃう系スポットなのかな?」とか思いましたが、単に処刑場でなにか拾って来てしまっただけでしょうね!
というわけで、カップルはどんどん池袋に行き、ガンガン呪われてみるのが良いかと思います。
なぜなら、それを乗り越えてこそ愛だからです。多分。
来年辺り流行るでしょう。わかんないけど。オススメです。
プロフィール
少年アヤちゃん
平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。 ヤフオクで生計を立てる傍ら、ブスと環境をテーマにしたトークイベントなどを主催。モテない女に関するツイートやブログの文章が、現在多くの女性から支持を集めている。
ブログ:少年アヤの尼のような子
ツイッター:@omansiru