あなたも知らないうちに“他の男の影”を感じさせてない?
もうひとつ、男を萎えさせてしまうボーダーラインは、「他の男の影」がちらついてしまうことです。
「相手の女性がフェラをしてくれたんですが、そのテクニックが“どこでそんなに経験積んだの!?”と思うほどプロ並み。回転を加えたり、同時にタマを触ってきたり、シロウトとは思えなくてかえって引いちゃいました」(34歳・公務員)
男の扱いに慣れ過ぎていると、“経験豊富”=“他の男をたくさん知っている”という印象を与え、たちまち男は元気をなくしてしまいます。
相手を喜ばせようとするあまり、うっかり前に付き合っていた男性との変わった性癖やベッドでの習慣を、知らず知らず実践してしまわないようにしましょう。
「付き合っていた彼女と初めてセックスをした後、まったく悪気なく“今までで一番よかった”と言われて、フクザツな気分に……。“こんなに大きいんだね”“持久力あるね”といったセリフも、それだけ他の男を知っているってことなので、正直、あんまり嬉しくないですね」(30歳・講師)
これも相手を喜ばせようと、褒めるつもりが逆に男性を萎えさせていた……というパターン。
“他の男の影”が具体的であればあるほど、男性のダメージは大きいので注意が必要です。
基本的に男性は、セックスに関して「自分がこの女に初めてさせた/初めて教えた」という幻想が大好きな生き物です。
フェラや騎乗位はもちろん、キスのときの舌のからめ方に至るまで、女性主導でする行為はすべて、目の前にいる男に“初めてさせられた/教わったフリ”をするのが無難です。
自分の欲求や要望を伝えるのは、少し回数を重ねてからにしましょう。
セックスのNGのボーダーは底なし沼!?
最後に、こんな意見も。
「終わった後、すぐに手を洗いに行かれたり、妙に念入りに歯磨きやうがいをされると、なんか傷ついた気分に……。あからさまに“嫌だったのかな”とわかるようなふるまいはしてほしくないです」(26歳・デザイナー)
男性の意見にしては、ずいぶん女々しいような気も……。
いろんなところをなめたり触ったりするのはお互い様。
不用意に相手を傷つけないように、これは男性も気を付けてほしいことですよね。
「始める前にシャワーを浴びてしまう人の気がしれません! その人の体臭や汗のにおいを感じるから興奮するのに!」(38歳・自営業)
「耳の穴の奥深くまで舌を入れるのが好きなので、耳掃除はちゃんとしておいてくれないと困ります!」(32歳・プログラマー)
……知らねえよ!
ここまでくると、正直いちいち取り合っていられませんね。
性癖や性嗜好、フェチの世界は広くて深い底なし沼。
「わき毛が生えていないと興奮しない」という人もいれば、「無表情で無反応な女が一番ソソる」という強者もいるでしょう。
はっきりいって、なにがNGでなにがOKかは、その人と寝てみなければわかりません。
だからこそ、本当はガマンや演技をせずに、お互いのNGとOKを自由に伝えあえるようなセックスができたら、一番ステキなんですけどね。
そんな相手を求めて、私たちはいろんな人とセックスを繰り返してしまうのかもしれません。
さて、来週はいよいよ最終回。
長く交際を続けたい相手に対して、してはいけないNGな言動を見ていきましょう。
Text/Fukusuke Fukuda
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