「女性はこうすればモテる」って男性目線から見てもなかなか難しいものです。男にもいろんな人がいますから。なのでここは助っ人ということで、一緒に「ドングリFM」というポッドキャスト番組をやってるなつめぐと、男2人でこの問題の正解を探ってみました。

なるみ：さて、なかなか難問ですが、まずよく言われるのが男なんてちょろいもんだから……

なつめぐ：「さしすせそ」を言っておけばいいっていう。「さすが、知らなかった、すごい、センスある、そうなんだ」ってやつ。

なるみ：そういう風に相手の言ったことにしっかり反応してあげたら、男の人は気分良くなって好きになっちゃうみたいなね。そういう単純さはあるからね。これはもはや定番だとして、他に何かありますかね。

なつめぐ：男女ともに言えると思うんですけど、一般的に人っていっぱい話したほうが気持ちよくなる、楽しいってなりがちだと思うんで、話を聞ける人はいいですよね。

なるみ：聞き上手ってことですよね。めちゃめちゃ気持ちよく男性にしゃべらせると、その相手は自分の話をさせてくれた目の前の人に対して、圧倒的な心地良さを感じる。

「あれ？ なんか楽しかったな」って思うことが多いので、そういう意味でまた会いたくなっちゃうと思うし、聞き上手っていうのは確かにありそうですね。逆に「俺が〜私が〜」って自分のことしゃべっちゃう人はまあモテない。

なつめぐ：あとは少し違うけど、例えば2人でご飯食べに行くとか、合コンでご飯食べに行くときに「ご飯だご飯だ、わーい」ってなっちゃうと集中力がそっちにも取られるし、落ち着いた印象にならない。だからこれは僕もやってたんですけど、合コンやデートの前に吉野家に行く。

なるみ：すごい、もう満腹になってるんだ（笑）

なつめぐ：牛丼ミニサイズぐらいがいいかな。するとですね、どうなるかと言うと、他の人たちが「ご飯だ、わーい」「肉が来ました、わーい」ってときに自分1人だけ冷静でいられる。

なるみ：「ふーん」って。もう飯に関しては賢者モードになってるわけですね。

なつめぐ：そうそう。で、その落ち着きがやはりモテや、あ、この人は落ち着きのある大人だなっていう高評価につがなるというね。「ご飯を食べに行く前に、ご飯を食べに行く」。僕はこれずっとやってました。

なるみ：合コンとか出会いの場ってほぼ確実にご飯が出るわけで、その前にちょっと食べておく。満腹中枢を抑えておくんだ。

なつめぐ：僕はそうしないと一切女性を見ずに「鳥貴族だー！　わーい！」って、もうずっとキャベツお代わりしてるマンになっちゃう。で、お腹いっぱいになった頃にふと周りを見ると、もう遠く離れて行った女性たちが……。

なるみ：「こいつ食ってばっかでなんかノリ悪いじゃねえか」みたいになってるよね。すでに満腹になっていれば相手にフォーカスできると。それすごい良いメソッドじゃないですか。

もしかしたら、モテない女性って単に空腹だったのかもしれないですね。

なつめぐ：「まずは飯だ！」ってなってる。それはもう本能ですから仕方ないですよ。

なるみ：でも僕、真逆の意見かもしれないですけどご飯めっちゃ食う人、好きなんですよね。

なつめぐ：あー。それわかる。

なるみ：女性がご飯を食べるシーン、好きなんですよ。わりと。

なつめぐ：そういう男性って多いですよね。けど、それでも大事なのが先にご飯食べておくことです。そうすると、かわいい感じをまったく出せずにただひたすらご飯に群がってしまうのだけは避けられます。

すべてはモテるためなので、ご飯を食べてちょっとお腹いっぱいになった上で、ちゃんとワシャワシャって食べるシーンを演じなければならない。

なるみ：『千と千尋』のお父さんお母さんみたいなのはダメ。

なつめぐ：そう。ああいうふうに食べてると豚っぽくなっちゃうんで、それをちょっとかわいくできるのは……。

なるみ：すでにちょっと食べてあるからか。じゃあ、男は意外と飯を食う女性が好きなんだけど、だとしても事前に食っとけということですね。

なつめぐ：モテたければ飯を食え。

なるみ：ぶっちぎりでモテるわ。