また会いたいときは、どう振る舞えばいい?

こうした前置きはしたものの、今回言いたいのは、「2回目を誘われないためにはどうするか?」と「2回目を誘われるときに『この女、相当ハードル高いぞ……』といかに思わせるか」です。
いや、一回ヤッたときに「この人サイコー!」と思ったのであれば、自分からでも「明日ヤろうよ!」なんて誘ってもまったく構いません。ただ、自分からオファーを出すのは女の沽券にかかわる! なんて思うのであれば、これから私が書くことを実践した方がいい。

まず、理解しておかなくてはならないのは、男は女性とのワンナイトラブについては、「それによって翌朝9時に提出する書類ができなくてもいい。打ち合わせも『急用が入りました!』と事前にメールをしてもいい。言い訳は朝になんとかする。これでボーナスがけっこう減ってもいい」というぐらいの熱量を持っているということです。
一方、女性は、「う~ん明日、定時にきちんと間に合うんだったらヤッてもいいかな」程度だと思います。えぇ、散々前のめりでこうしたことをやってきたんです、私も。

司馬遼太郎著『国盗り物語』では、女性器のことが「観音様」と表現されます。それほど男というものは、女性器に対して並々ならぬ熱意をもってそこに接したいと考える。「えっ? 本当? でも、終わった後のあの素っ気なさって何なの?」と思う女性もいるかもしれませんが、それはすべて「賢者タイム」が成せる業なのです。

男というものは、射精するまではとにかくあなたを愛しています。いや、そこに至るために「愛している風」の演技をしているともいえます。しかし、発射してしまうと「あれ、オレ、さっきまでなんであんなに興奮していたんだろう」としか思わないものなんですよね。

一方、女性は「この人は私にこんなにたくさんの愛情を注いでくれた。前戯も丁寧だったし、あのねっとりとしたキスは私への愛情が成せる業だわ」なんて思うかもしれない。しかしそれはまったく違う。

とにかくエロをしている最中は「なんでオレ、こんなに楽しいことやってるの? もしかしてオレって今、世界で一番幸せな男? 80歳の大富豪は勃たないけど、オレはこうしてギンギンに勃っている。やーいやーい、カネはないけど、オレの方が幸せだぜ、オラ!」みたいに思っているだけなのです。
阪神ファンの男が「東京ドームの巨人戦の内野席取れたよ。明日行かない?」と言われた場合と、「明日、アナタとヤりたい」と女性から言われた場合、よほど阪神LOVEな男以外はエロを選ぶ割合が93%ぐらいだと思います。

「高めの女」になるには、とにかく「アンタ以外にもアタシとヤりたい男はいるんだよ。アンタ如きが私ともう一度ヤりたい、なんてもってのほか、ケッ」といかに振る舞うかです。

「高めの女」を演出する魔法のセリフ

あとは、2回目の夜が来たとしましょう。その行為をするかどうかはさておき、とりあえずは飲み屋で会うとします。1時間30分ぐらいしたところで誰か友人に電話してもらい、「あっ、今ね、銀座でアートディレクターの○○さんのカンヌ国際映画賞の授賞を祝う会があるので、出なくちゃいけないの~」みたいなことを言うのもいい。
この一言で男は「あぁ、オレは彼女を安っぽい女として扱ってしまった……。あまりにも敬意を表さなかった……。あぁ、失敗した」と思います。

このとき、男が「オレ、まだ○○さんと一緒にいたい……」と弱々しい目をしながら言った場合は、もうそいつはあなたを「安い女」とは思っていない。
そこそこそいつのことが好きなのであれば、「なんだ、そーなの? じゃあ、断るからいいわよ。もう少し飲みましょう!」と言い、その男が自分のことを「高めの女」と見るかどうかを見極め、その後のアクションを決めましょう。

Text/中川淳一郎