いずれもこれまで私が主張してきた「男は単純」理論に従っています。
基本的に、男は女性から積極アプローチを受けたり、触られたりしても「セクハラだ！」などと言いません。ビミョーな表情を浮かべているかもしれませんが、本当は嬉しくてたまらない場合がそこそこ多い。そこは再三申しているように「女好き男を狙え」ということになります。そんな男の攻略方法。

飲み会の最中は時々目を合わせて「ニコーッ」とやり、口のあたりに手を当てると男は胸キュンとなります。
そして、会計が終わり、参加者が立ったあたり、ないしは一旦店の外でダラダラと全員が出てくるのを待っている状態で「今日はあまり喋れなかったですけど、今度2人で会いませんか！」と言う。

男としては、途中の「何回か目が合った」というだけで、けっこうドキドキしていますので、好みの男がいたら一切喋らず、最後にドカーンと攻める、というのはアリです。

これは、つやっとした流し目で斜め下45度から相手を見上げ、頬に手をやり、「ねぇ、あなた、私の好み……」と言うだけでOKです。この瞬間に男は勃起することでしょう。
そのうえで、「次回は2人で会いませんか？」と同様のトローンとした目つきで言えば彼は手帳を出して空いてる日程を見つけるでしょう。

彼としては、「ウヒヒ、ワシはこの美女とのサシ飲みを今、決めようとしているんだぜ、ドヤ！」と優越感に浸れます。あなたは他の女性の「マッ、ふしだらね！　プンプン」みたいな視線は気にせず、ご自身の幸せだけを考えてください。

これは【2】と似てはいるものの、ここまで積極的にいけない方向けの戦術です。
「あなた」とは言わないで「○○さん」でもなんでもいいのですが、この場合は【2】のつやっとした目ではなく、目を大きく開けてキラキラと光らせ、その男に興味ありまくり！　みたいなアピールをし「本当に○○さん、面白いですね！　今度時間つくってくださいよ！　あっ、Facebookで連絡します！」ととにかく終始明るく振る舞うと、サシ飲みの機会は獲得できるでしょう。

好みの男であったがために、となりに行き、そこそこ喋ったとしましょう。
そして「会計でーす！」の声が幹事から上がったときに、できれば「顎クイ」をして、「ねぇねぇ、次のお誘いはないの？」とSMの女王様的な目線で言います。男は「えっ、オレ、失礼だったかなぁ」と思い、誘ってくることでしょう。

さらに「ねぇ、私は今日、あなたにここまで好意を見せているのに、なんでそんなに鈍感なの？　次の予定、誘いなさいよ」とまで言ってしまってもいい。ここまで強く言われたらむしろ男は喜びます。

これが一番楽しいんだよな。大勢いるのに、彼女は先ほどから20分以上オレと二人っきり。そんな中、「ねぇ、中川さん、会計終わったら2人でバッくれようよ！　ねっ、そうしようよ！」なんて言われたら、もう大興奮です。これは積極的に使っていい。

というわけで、「飲み会でモテる方法」を色々書きましたが、とにかく皆さん自信を持ってください。そして、制御バーをかけることなく自由奔放にやりたいことをやりまくってください！　それで楽しい恋愛ライフは送れます。

Text／中川淳一郎