はじめまして。編集者の中川淳一郎と申します。主にウェブメディアの編集をしていて、恋愛関連のネタは毎度多数アクセスされるな、とは思っていました。
これから男の目線で、女性がもつ「煩悩」について書いていきます。毎回AM編集部の女性編集者がお題を与えてくれますので、それに対して答える形になります。
第一回のテーマは「一目惚れさせたい」です。しかしこのテーマ、正直男の感覚からすればまったく分からない欲望なんですよ。「いや、皆さん、案外一目惚れされとるぞ……気付いていないだけなのでは……」と思うのです。
男はとにかくエロがしたい。女との明確な違い
椎名誠著・『新橋烏森口青春篇』では、喫茶店のウエイトレス・マイコに対し、主人公の周りの男がことごとく惚れてしまいます。そして、各人が「マイコのオレに対する態度だけは特別だ。あの笑顔はオレに対して好意を抱いているからに違いない」なんて思うのですが、実際マイコはただ単に誰に対しても感じが良いだけなんですよね。
だからこそ女性が「一目惚れさせたい」と感じることについては「簡単なことじゃないの?」と思うのです。それについては後半に説明しますが、その前に男と女の明確な違いを把握しておきましょう。
男:とにかく色々な女とエロをしたい。
結婚をしたい気持ちもあるから、特定パートナーは作りたいけど、それはさておき、恋人や妻にはバレない形で色々な女とエロしたい。素人さんだと差し障りがあるかもしれないし、訴えられるかもしれないので、結局は風俗になるのかな……。
「他の女とエロすること」がバレても○○ちゃん(妻や恋人)はキレないといいな。好きなのは○○ちゃんだから、ちゃんと反省はする。つーか、なんで女ってこんなに勘が鋭いんだよ……。あと、「反省していない!」と怒られそうだけど、いつまでも勃起をし、射精ができる体でいたいんです~。
女:結婚相手に至る特定の人と私は出会いたいし、その人と一緒に幸せな一生を過ごしたい。それだけに、一定の年齢を過ぎたら出会いは大切にしたい。セックスそのものについては、1番大事なものか? と聞かれたら付き合いたての頃はそうかもしれないけど、長期的に見たら多分そうではないと思う。
もちろん、例外はあります。「とにかく交際・結婚して、あとはその恋人・妻とだけ触れ合いたい」という男もいるでしょうし、「私は交際・結婚しようが自由奔放に色々な男とのアバンチュールを楽しみたい」という女もいるでしょう。でも、これはマジョリティではない。
だからこそ、男と女のすれ違いがあるわけで、AMの存在意義もここにある。AMには、さまざまな女性の悩みが寄せられ、解決策が提示される。女性目線のお役立ち情報も多数ありますが、私の役割は「男の攻略法」を提示することにあります。
本当に、男って単純なんですよ。そこらへんを突けば、かなりモテるようになるかもしれませんし、その後の力関係で優位に立てることでしょう。