死ぬまでには観ておきたい映画のこと

名声さえあれば、モテも欲しいままに? 『ローマでアモーレ』

ローマには色んな恋、人生がある。オペラ界で復帰を企む父親、運命に誘惑される新婚カップル、小悪魔女子にときめく建築士志望の若者、突然有名人になった中年男……。誰もが“名声”に翻弄されている――? ラブコメディ映画の巨匠、ウディ・アレン監督の最新作。

「有名人になってみたい」って思ったこと、一度くらいはあるでしょう。
せっかくの人生なんだから、ちょっとはちやほやされてみたいもん。街を歩けば誰もが振り返るとか、Twitterのフォロワーが何万人いるとか、そのアカウント名の横に認証済みのアカウントのチェックマークが付いてるとか。
テレビや新聞にちょっと載っただけで友達に知らせるし、Twitterで有名人にリプライもらったら思わずリツイートしちゃう。

ローマでアモーレ ウディ・アレン アレック・ボールドウィン ロベルト・ベニーニ ペネロペ・クルス ジュディ・デイビス ジェシー・アイゼンバーグ エレン・ペイジ ロングライド
©GRAVIER PRODUCTIONS,INC.photo by Philippe Antonello

 この映画に出てくる人々は有名人に笑い、有名人に泣く。
前作『ミッドナイト・イン・パリ』でパリの魅惑でワクワクな夜を鮮やかに描いたウディ・アレン監督。今度はローマを舞台に“名声”をテーマにした群像劇で、いわゆる“ローマ中がアイ・ラブ・ユー”状態。
アレンは一体どんなラブストーリーを見せてくれるのでしょうか。

 今回の目玉は、なんといっても豪華出演陣。ハリウッドのベテラン俳優アレック・ボールドウィンをはじめ、『ライフ・イズ・ビューティフル』でアカデミー賞を賑わせたロベルト・ベニーニ、『それでも恋するバルセロナ』に続き、アレン作品二度目の出演となるペネロペ・クルス、『ソーシャル・ネットワーク』で一躍有名となったジェシー・アイゼンバーグ、『ジュノ』のエレン・ペイジ……。
もうっ、多すぎて書ききれない! スターの名前を見るだけで十分お腹いっぱいになる、なんともスペシャルなキャスティングなのです。