まったく違う性格の姉妹の“世界の終り”の迎え方『メランコリア』

メランコリア ラース・フォン・トリアー キルスティン・ダンスト シャルロット・ゲンズブール ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント 2011 Zentropa Entertainments ApS27

 主人公を演じたキルスティン・ダンストが本作で2011年度カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞。人間の絶望と孤独、魂の救済を描いた壮大なストーリー。監督は、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『アンチクライスト』など物議を醸す問題作で世界中にその名を知られたラース・フォン・トリアー。“世界の終わり”を目前にした姉妹を主軸に、人間の暗部を容赦なく描きだします。

 新婦ジャスティン(キルスティン・ダンスト)と新郎マイケル(アレクサンダー・スカースガード)の結婚パーティー。楽しい場であるはずが、母の悪意たっぷりのスピーチなどで次第に心苦しさを感じるジャスティン。姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)の忠告を無視し、会場を抜け出してしまう。
 それから7週間後、巨大惑星”メランコリア”が地球に大接近していた。そんな中、ジャスティンがクレアの元へやって来る。危機感を覚えるクレアとは正反対に、惑星が近づくにつれて心が軽くなってゆくジャスティン。やがて惑星が地球の軌道に交わる日、ジャスティンとクレアはその瞬間を目の当たりにする――。

 誰もが脅えるはずの地球の危機、ジャスティンはうっとりと微笑みかけ、終局を迎え入れます。ラース・フォン・トリアー監督はそんなジャスティンに、監督自身の“うつ病気質”を表したそうです。一方、クレアは”普通の人間”の象徴として描かれ、相反する二人はまるで女性の二面性を表すかのようでもあります。
 あなたは女性として、この“世界の終わり”をどう捉える?このDVDを観て、ジャスティンとクレア、二人の女性それぞれ気持ちをじっくりと考えてみるはいかがでしょうか。

8月3日(金)よりDVD&Blu-ray発売・レンタル開始

監督・脚本:ラース・フォン・トリアー
キャスト:キルスティン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、アレクサンダー・スカルスガルド、ブラディ・コーベット、シャーロット・ランプリング
発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

■「メランコリア」DVD=¥3,990(税込)/Blu-ray=¥3,990(税込)
カラー / 片面2層 / 本編135分+映像特典約53分
【映像音声特典】
・メイキング (12分)
・ビジュアル・エフェクトについて (7分)
・視覚スタイルについて (10分)
・ユニバース (4分30秒)
・インタビュー映像集(監督/キルスティン・ダンスト/シャルロット・ゲンズブール) (16分)
・キルスティン・ダンスト カンヌインタビュー (3分)
・予告編+スポット集(日本版特報+予告編+TVSPOT)
・インターナショナル版予告編

URL:映画「メランコリア」公式サイト

Text/Michihiro Takeuchi