死ぬまでには観ておきたい映画のこと

新しい恋人を見つけた母は家を出て…愛を失った家族の“再生”の物語『ハッピーエンドが書けるまで』

離婚した一家で、母不在の食卓を囲む3人。母に未練がある父、愛の存在を疑う娘、意中の女の子に告白できない息子が、それぞれの一歩を踏み出していく——『きっと、星のせいじゃない。』で一躍脚光を浴びたジョシュ・ブーン監督のデビュー作

 ハッピーエンドって現実にはあるのでしょうか。
映画は都合の良いタイミングで終わるけど、現実はそうはいかない。結婚で終わると幸せの絶頂で締められる。でも、現実は続いていく。
この映画で描かれる夫婦だって幸せの時はあった。が、そんなハッピーエンドの後、離婚という変化が訪れる。

 そんな“ハッピーエンド、その後”でも、人生は書き換えられる?
失い、疑い、恐れる、家族の“再生”を描いた物語です。

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『きっと、星のせいじゃない。』のジョシュ・ブーン監督の長編デビュー作にして、自伝的作品。
両親が離婚した彼自身の経験が脚本に盛り込まれ、私小説的な説得力を帯びています。

 物語の舞台となる家族は、『恋愛小説家』『リトル・ミス・サンシャイン』のグレッグ・キニアが父親を、『あと1センチの恋』やミュージシャンのフィル・コリンズの実娘で知られるリリー・コリンズが娘を、ナット・ウルフが息子を、そして離婚した母親をオスカー女優のジェニファー・コネリーが演じます。

【簡単なあらすじ】

 3年前に離婚した妻・エリカ(ジェニファー・コネリー)にいまだに未練があり、夫・ビル(グレッグ・キニア)は今でも彼女の家の周りをうろついて様子を伺っている。
大学生の娘・サマンサ(リリー・コリンズ)は新しい恋人を作った母を嫌い、3年もろくに口を聞かず、両親の離婚がきっかけで恋愛や結婚に対して疑いを持ち、他人とどこか心の距離を置くようになってしまった。

 また、息子・ラスティ(ナット・ウルフ)は学校で一人の女の子に恋をするが、臆病で気持ちを打ち明けられない。

 三者三様が“愛”について悩みを抱える家族だが、ある日勇気を出して一歩を踏み出した時に変化が訪れるーー。