誰でも一度は憧れる高級ホテル。
でも、行ってしまったら憧れるのは一度じゃ済まされない。二度、三度また足を運びたくなる優雅で高貴なおもてなし。その虜になってしまった貴婦人たちは、“伝説のコンジェルジュ”グスタヴ・Hにまた会いたくなるのです。
でも、そこで連続殺人事件に巻き込まれてしまったら?
三つの時代に渡り、ヨーロッパ大陸を横断するサスペンス。徹底した映像スタイルと豪華キャストで魅せる、ウェス・アンダーソン監督の最新作です。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ムーンライズ・キングダム』などで世界中にファンを生み出したウェス・アンダーソン監督が今回手掛けるのは、ヨーロッパ最高峰の“グランド・ブダペスト・ホテル”の物語。
そこに出入りするキャストは、それぞれ主演で一本作品が作れるほど豪華すぎるのです。レイフ・ファインズ、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、ハーヴェイ・カイテル、オーウェン・ウィルソン、ジェイソン・シュワルツマン、マチュー・アマルリック、ジュード・ロウ……って書き切れない。
っていうか、全員ヒット主演作あるよ。これアカデミー賞会場かよ。ってくらい、どのシーンもスター性に溢れていて、それこそ高級ホテル感がヤバいのです。
高級ホテルで繰り広げられる極上のミステリー
【簡単なあらすじ】
伝説のコンシュルジュと呼ばれるグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は究極のおもてなしを信条にし、大勢の顧客たちをもてなしていた。時にはマダムと夜を共にすることもあった彼はある日、常連客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が何者かに殺害されたことで莫大な遺産争いに巻き込まれてしまう。
ホテルの威信を守るため、グスタヴは彼を慕うベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)とともにヨーロッパ中を駆け巡る。
果たして、マダムDの殺害の真相とは? そして、グスタヴはグランド・ブダペスト・ホテルを守れるのか?