不満をうまく伝える方法

彼への小さな不満を自分の中で処理しようとして失敗し、辛くなるこの問題。長期的に彼との良い関係を育んでいきたいのなら、「不満」を上手く伝える方法は、身につけた方が、あなたの幸せを助けてくれます。
そこでポイントになるのが、「伝えるタイミング」と「伝え方」です。

伝えるタイミングは、不満の深刻さに見合った時である必要があります。
些細な問題であれば、面と向かってハッキリ……といった重々しい空気では、プレッシャーを与えすぎてしまいます。一方、どうしても我慢できない問題ならば、LINEでさりげなく……では、本心が上手く伝わりません。
ただ1番まずいのが、どういうふうに伝えるかは大切としても、「タイミングがあった時に……」と先伸ばしにすることだけは、避けてほしいところです。
なぜなら、話すタイミングなんて大体がすぐには来ないし、それを待っていると、次の不満が溜まっていくからです。

意識の高いカップルの中には、定期的にお互い感じたことを共有し合う時間を設ける人たちもいるそうです。これができれば最高ですが、難しい場合は、ぜひ『楽しい食事の時』に、話すことを、個人的にはおすすめしたいです。
なぜなら、人間は楽しい時間に起きた記憶は、ポジティブなこととして覚える性質があるからです。接待などで美味しいもので相手をもてなすのも、少しでも効率的に良い印象を残すことで、その後の交渉を有利にさせる効果を狙っています。

もちろんお酒が入りすぎてしまってはいけませんので、その点はご注意を。
彼に言いにくい話をするときは、家で改まって時間を取るよりも、美味しいものを食べながら、柔らかい雰囲気の中……くらいが良いかもしれません。

また伝え方ですが、多くの女性が不満を口にするとき、「自分がなぜ不満を抱いているか」を伝えることが大切です。
ついつい感情に流され、「今自分はあなたのこういうところに怒っている! お前はひどい! 最低だ!」という、感情だけを先にぶつけてしまい、相手を混乱させてしまう(はたまた逆ギレさせる)ことがよくあります。これもせっかくの分かち合いの時間を無駄にしてしまうことなので、常日頃から「自分の気持ち」がどんな状態なのかを意識し、そして“要望”を乗せずに出すことが必要です。

付き合ったあとの恋愛上手とは、2人の関係の育て上手のことをいいます。
育てるためには、合わせることや察することも大事ですが、他人同士だからこそ共有していくことが重要です。

あなたは彼と、いい気持ちも悪い気持ちも、きちんと今日も、伝え合っていますか?