デートをすれば、かならずついて回るのがお会計というイベントです。
その時彼がスマートに支払いを済ませてくれれば全く問題ないのですが、細かくワリカンしてきた日には、なーんか腑に落ちないなあと、モヤモヤした気持ちが残るもの。
どんなにいい人であっても、初期の段階でお金の払い方や扱い方に納得がいかないと、「あの人、奢ってくれなかったしなあ…」と、気持ちにブレーキをかけることもあります。
でも、そろそろいい大人なら、お金と不快感の関係に気づき、きちんとリセットしませんか。
お金というツールから開放されるだけで、実は私たち、もっと自由で柔軟に、男性を見ることができるんです。
奢ってもらう行為を「自分の価値」と考えない
そもそもお金って、あなたの中でどんなものですか?
「安心」「資産」「自由」「権力」などなど、色々思うことはあるでしょう。
この問いには、色んな人が言葉を残しているのですが、お金の意味の1つとして「価値の数値化」があげられます。
ここでいう価値にはいろいろ意味があり、交換価値や使用価値、そのモノができあがるまでの労働価値を数値化したものと私たちは考えています。
そういった無意識の前提があることを理解したうえで、「デートでワリカンされた」という行為に戻ってみましょう。
私たちはとっさに「マナー違反だ!」「男としてありえない!」と怒りの気持ちを抱きますが、実は怒りの裏では「私のことや、私といた時間を安く見積もられた」と、自分の価値を軽んじられたことに怒りを覚えていることがあるんです。
私たち女性は、精神的に幼ければ幼いほど、恋愛相手には自分を認めてもらうことや、かわいいなどの価値を感じてもらうことを求めます。
そういった気持ちは、本来自分自身で満たすべきなのですが、それがうまくできないまま大人になり、恋人に強く求める人が多いのです。
でも、本来あるべき“対等な恋愛”って、そうではないはずです。
奢られないことで怒りを覚える人は、まずは自分の中にある女性性に対する無価値感や不安感を、消化するところから始めた方がいいのです。
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