親愛なるAM読者のみなさま、ごきげんよう。
あまりにも暑くてブチギレそうになるたび、「京都の夏を思い出せ…あの殺人的な暑さを…それに比べたら北海道の夏は快適だろう…」と無理矢理自分に言い聞かせて生活しております、ものすごい愛です。
前回の記事では、趣味を仕事にした彼の存在が眩しく、それに比べて自分は……と落ち込んでしまっている女性からの相談でした。
SNSを見ていると、仕事で自己実現を! 趣味や好きなことを仕事にしてこそ人生は充実するんだ! わたしもキラキラせねば! と、自らプレッシャーを与えている人がなんだか多いように感じ、わたしは少し心配になっています。
別に誰かと比べなくてよくない? 他人から羨ましいと思われる必要なくない?あとはもうストレスフリーにウルトラハッピーに暮らしていくぞ! くらいの軽い気持ちで、毎日を楽しく過ごしてほしいと思います。
コロナで会えない…もしかして冷めちゃった?
【相談】
半年ほどお付き合いしている彼氏に冷められているような気がします。コロナウイルスの影響で彼は地元に帰っており、会えない期間が続いています。そんな中、彼氏が他の女友達と何ヶ月か前に二人で遊んでいたことが発覚し、「やましいことは何もない、 言ったら逆に不安がると思って言わなかった」 と言われ、信じるしかないと思いお付き合いを続けています。
ですが、最近連絡の頻度が落ちていたり、ほぼ毎日していた電話もしなくなり、私がなにかしてしまったのか尋ねると「外に出られないから気が滅入っている」と言われてしまいました。自分はそのような状況の時に、助けになれないのか、鬱陶しいと思われてしまう存在なのかと悲しくなりました。また彼のSNSなどを見ていると、他の女の人とは密に連絡を取っているのではないかと考えてしまいとても不安になります。彼を信用したいという気持ちはありますが、どうしても自信をなくしてしまいます(19歳)。
このコロナ禍で、政治に対する向き合い方、仕事や家庭のあり方、錯綜する情報の取捨選択、様々な職種の実情など、今まで見えてこなかった問題点が見えてきて、わたしたちは冷静に物事を考え、出来得る限り最良の判断をしなくてはならなくなってきました。
それだけでなく、コロナ禍によって今までの人間関係にも影響を及ぼしているという実感があります。
他人の価値観がよりクリアになったことで、人との付き合い方を改めて考えるきっかけになったり、これを機に人間関係の整理をしている人も、もしかしたらいるかもしれません。
当事者にとっては、不本意だったり、納得のいかないことだったりもあるかもしれませんが、決して悪いことばかりではなくて、いいこともたくさんあると思うんですよね。
たとえば、リモートワークが普及したことで、相手がいかに毎日の家事を頑張ってくれていたかを気づけて、これまで以上に感謝の気持ちを持てたり、「家の中でも楽しめることを一緒に探そう!」と前向きな提案をしてくれたことで、より相手への気持ちが大きくなったりなど、親しい人との関係性がより深まった人も多いのではないでしょうか。
逆もまた然りで、たとえば夫婦ともにステイホームを余儀なくされたことで、もともとあった相手の暴力的な部分がさらに加速し、これを機に離婚をする決意ができたり、自分は感染予防を徹底しているけれど、恋人は手洗いうがいをしなかったり自粛期間でも飲み歩いたりしていて、衛生観念の違いの大きさに気づいたことで将来について考え直すきっかけになったり。
非常時にこそ、人間性って見えてくるものだと思うんですよ。
そりゃあ、こういうときこそ手を取り助け合って乗り越えていくのが理想ではありますが、「それができない相手なんだ」と気づけたことも、いいことですよね。