もらってばかりでワガママなダサい自分と決別しよう
人との縁は、常に目を凝らしてどう振る舞うべきか考えなくてはいけませんし、できるだけ大事にしなくてはいけないのだなと、わたしも大人になって結婚してから考えるようになりました。
どんなに学生のときに仲良しでなんでも明け透けに話せる間柄だった友達でも、年齢を重ねるにつれて環境が変化し、結婚して子供がいる人と、独身でバリバリ仕事のキャリアを積んでいる人とでは、少しずつ共通の話題や考え方が変わっていったりしますよね。
これはどうしても仕方のないことで、誰が良いとか悪いとかではなく、自分が置かれている環境に順応していくため、ごく自然なことなのだと思います。
そうやって疎遠になったり、縁の寿命が訪れてしまう反面、今まで接する機会がなかった人たちと仲良くなったり、昔は苦手だと思っていたタイプの人と関わりを持ったりと、とても流動的なことが起こります。
だからこそ、今ある縁の寿命ができるだけ長く続くように、自分の世界に現れた人のことは大切にしなくてはいけませんし、そのためには、与えてもらってばかりでワガママを言うようなダサイ自分と決別する必要があります。
あなたが友人の弟である彼と安易に体の関係を持ってしまったという事実は、その友人との縁の寿命を早めてしまう可能性があるということを忘れてはいけないのです。
友人がどういった真意で彼をあなたに紹介したのかはわかり兼ねますが、ハナからセフレ関係前提で大事な弟、大事な友人を紹介したとは思えません。
それを知った友人から信用を失い兼ねないだけでなく、もしかしたら「自分が紹介したばっかりに…申し訳ないことをしてしまった…」と思わせてしまうかもしれない。
彼との恋愛でも、紹介してくれた友人との友情でも、あなたには人と人との繋がりにもっと思考を働かせて、かっこいい女性になってほしいと思います。
サイコーに楽しい30代をスタートさせられるよう、お互い頑張りましょうね。
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最後の一歩が踏み出せない方の背中をドーン!と押すため、今にも崖から落ちそうになっている人を腕一本で引き上げるため、誰かに厳しく叱られたい方の左頬をフルスイングで打つため、わたくしポジティブゴリラは日々ゴリラらしく腕力を鍛えてお待ちしております。
Text/ものすごい愛
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