暇だった学生時代

そういえば私も学生時代に3ヶ月同棲して夫婦ごっこのようなことをしたことがありましたが、その時は随分長く同棲していた気分だったのを思い出しました。
私もあなたと同じような時間感覚で1ヶ月って長いなと思っていました。思い出させてくれてありがとうございます。

その頃の私はあまり勤労意欲がない学生で、勉強も適当にやり、昼夜逆転の生活をしながらダラダラ過ごしていました。特にゲームやパチンコや麻雀などにはまるということも無く、ただ無秩序にテレビ番組を1日中みたり、映画を観たり、本を読んだり。
YouTubeは無かったのですがゲイバーにはなぜか昔の歌謡曲のビデオがあって、それを観に行って刺激を受けて、調べものをするためにTSUTAYAに入り浸ったりしました。

人間形成に必要だった時間

その頃のことを無駄な時間と思っていません。
それは今の私にとって引き出しを増やすのに必要な時期で、その頃過剰なくらいに考えたり、人目を気にしたり、おおらかに時間を使って消化・吸収してきたことが、今、雑談をする時だったり、人の気持ちを理解する際に生きています。

あなたは学生で、そんなに忙しく無いから考える時間がたっぷりあります。だから1ヶ月が長いと思うし、そんなに長い間彼氏に会えないのは辛いと思うのですよね。

今までだったら「バイトしろ!」とか「働け!」という回答をしたのですがここはむしろそんな自分と徹底的に向き合う期間にしてみればと提案します。

なぜ彼と会えない時間が長く感じるのか、なぜ彼は私といるとダラっとしてしまうのか、私はそんなにダラっとした人間なのか、なぜ辛く感じるのか、辛く感じるのは自分のエゴなのか、エゴってなんなのか、良い彼女ってなんなのか、バランスってどうとるのか、人によって価値観は違います。正解はありません。
だからあなた自身の答えをあなたと向き合って考える1ヶ月にすればいいんじゃないでしょうか。

考えを言語化する

時間をたっぷりかけて考えたならできれば言語化して、文字に残してみてください。客観的に自分を知る良い時間になるのではないでしょうか。

私も昔はそういった誰に宛てて書くわけでもない手紙のような自分の気持ちを綴ったものを沢山書いてきました。
意地悪な人はそれをポエムと呼んで馬鹿にしますが、人の気持ちなんて本来気持ち悪くて、得体の知れないものです。それを言語化したら、詩的表現になることもあります。ポエムでも良いのです。馬鹿にする人間なんて放っておいて、どんどん言語化してみてください。

私は昔、ルーズリーフやノートに書き溜めていて家にあったそれらを親に見られて超絶恥ずかしい思いもしましたがそれはそれで今の私の肥やしになっています。今は誰にも見られないスマホやタブレットやPCに書き溜められますね。せっかくの機会です。そういう過ごし方をしてみると良いのではないでしょうか。

TEXT/肉乃小路ニクヨ

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