女は強く賢くあれ
アニムスに関する話や、実の母親の恋愛を見てきた上で辿りついた、私なりの結論がある。それは、別れるまで「自分は愛されている」と信じ切ることだ。
先ほども述べた通り、恋人はアニムス、つまり自分が思い描く理想とは違う。時には欲しい言葉を投げかけてくれず、承認欲求が満たされないかもしれない。しかし、そのことを受け入れた上で、相手は自分を愛してくれていると信じることが大切だと思う。
しかしそうは言っても、時にはどうしても不安になって、相手を試したり、卑屈になって自己憐憫に浸ったりすることはあるかもしれない。
その時は「自分に素直であること」「自己のアイデンティティを確立すること」といった自立心を持つための行動をとり、相手に期待をせず、依存を防ぐことを心がければいい。
心配ない、あなたは愛されている。相手に過度な要求や依存をせず、自立した恋愛をするのは、何歳からだって遅くはないのだ。せっかく女に生まれたならあざとく、そして強く賢く生きた方が良い。
私は、 母の血をバッチリ受け継ぐというハンデを背負っているかもしれない。
だけど、未来はいくらでも変えられる。私はそう信じている。
Text/戦慄かなの
戦慄かなの
1998年9月8日生まれ (19才)のアイドル。
講談社主催のオーディション『ミスiD2018』でサバイバル賞を受賞。
ツイッター:@CV_Kanano
次回は<デイリーポータルZ林雄司さんの別れ話/忘恋会2017>です。
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