エトロの歴史を物語る、アルニカエキシビション

 2012年春夏、1920年代のアメリカの時代背景を象徴する“THE NEW JAZZ AGE”をテーマに、ミニマルで洗練されたスタイルを打ち出した“ETRO(エトロ)”。
ウエストやバストを強調しないシンプルなフォルム、ダンスのように大胆に揺れ動く裾のフリンジ、そしてイタリアの未来派アーティストであるフォルトゥナート・デペーロなどの作品に影響を受けたプリント柄…春夏らしいフレッシュなポップカラーも新鮮で、今を生きる現代女性にぴったりのエレガントなコレクションにファッショニスタはすでに釘付けです。

 そんな“エトロ”から、とっておきのお知らせ!
ブランドのシグネチャーとしてのおなじみのペイズリーをジャカード織で繊細に表現し、さらにコーティング加工を施した“アルニカ”。
その歴史を紐解くエキシビションが開催されます。

 1982年の誕生以来、これを見れば“エトロ”!とひと目でわかる、強烈なインパクトは今もなお世界中のファンを魅了。
なんでもペイズリーは、豊かさや永遠の命を意味する別名“生命の樹”として古代から伝わるパターンでもあるそう。
エキシビションではこれまでに発表された“アルニカ”の歴代のヴィンテージコレクションと共に、そのユニークな製法も紹介されるので、そんな歴史の重みを肌で感じながら、じっくりとそのクラフツマンシップに酔いしれてみるのもいいかもしれません。

 また、“アルニカ”をモダンにアレンジした三越限定の“カプチーノ”にも注目!
こちらは、温もりのあるコーヒーブラウンからスウィートなミルクホワイトへとグラデーションになったカラーリングがポイント。
2種類のトートとミニボストンの3型展開で、どれも使いやすいシンプルなデザイン&オフィスにもデートにも活用できる万能アイテムです。

 エキシビションでは、“アルニカ”の製法を知り尽くした熟練のアルティザンも4月18日〜22日まで来日。
というわけで、彼とじっくりその卓越した技に感嘆しつつ、ショッピングを楽しむのもあり。
カップルで満喫できる、今しか体験できないイベントとしてぜひデートコースにエントリーさせてみて。

エトロ・アルニカエキシビション
4月18日〜24日
日本橋三越本店 本館1F 中央ホール

4月26日〜5月2日*一部仕様を変えての展示になります。
エトロ銀座本店 1F
URL:https://www.etro.com/

Text/Yoko Kondo(Fashion editor)