考えるのは疲れるけれど

考えるのは面倒である。わたしは常に「AIがシュミレートして、最適なライフプランを考えてくれないかな?」と思っているし、恋愛関係で悩んだ時には誘われて占いに行ったこともある。
その時の占い師の先生は、あまり気持ちの良い断言をしてくれる人ではなかったが、もしすっぱりと言い切ってもらえて、その診断が正解となっていたら、私は占いにハマっていただろうなと思う。

ちなみに占いで言われたことは、「根が真面目ですね? 後悔していることがありますね?他人が気になることがありますね?」といった、時間が経つとお腹が空くよねレベルの「人間ってだいたいそうよ」となだめられるだけの結果に終わった。
「結局自分で考えなくちゃいけないんだな」と帰り道ため息が出そうになったが、たぶんそれで良かったのだと思う。

Text/白井瑶

次回は <29歳独身、崖っぷち…私たちは自信を持ったらいけないのか?>です。
「私は美人」と自分で言うことになぜか引け目を感じることがあります。自分が誰からも認められる美人でないばかりに、自信をなくして焦っている女性たち。白井瑶さんがそんな女性の気持ちを代弁し、自分に自信をもつ方法を教えてくれます。