最高の展開が待っている、かも

和久井はあまり生真面目な方じゃないし、だらしなくて楽観的だと思うけど、外国の人たち(特にラテン人)と話すと、「ああ、自分は窮屈な考え方の日本人なんだな」としみじみ思います。

異文化交流、国際交流なんていうと、なんかやる気タップリで気持ち悪いけど、小さな価値観の中に収まって答えが見えてこないときは、いい刺激になります。真っ暗闇の缶詰の中で、コリコリと底を削って中から抜け出そうとしているときに、突然天井がパカッと開いて光が差し込んできた感じ。

今回は偶然、海外旅行の予定があったけど、今度グッタリしたときは日本のゲストハウスにでも行ってみようと思います。そこで知り合った人たちと話しながら、自分を見つめ直したら、立ち直りが早いかも。

しかもですね、そのカリフォルニア中に仲良くなった外国人男性と、今めちゃくちゃ大量のLINEやり取りしてます。センチメンタル・ジャーニーで男薬をゲットとか最高の展開じゃあないですか。ホントにくさくさしたら旅に出るに限ります。

まあ問題は、やり取りが英語なんで、けん制されてんのか口説かれてんのか、ニュアンスがサッパリわからないことです。どっちなんだろう。

Text/和久井香菜子

※2018年3月31日に「SOLO」で掲載しました