自分の人生を取り戻そう

 と、エラそうに書いている私も「主人が…」「夫が…」とパートナーを主語にして語るのが楽すぎて、ハマりかけたことがあります。

 いま私は妊娠する前に健康的な体になりたいからと現在、-15kgのダイエットをしています。パーソナルトレーナーから筋トレの指導を受けているのですが、あまりのしんどさに号泣。家で泣いていると夫が「負荷を軽くしたら?」と慰めてくれました。

 そのまま「夫が負荷を下げたらと言ってて」とトレーナーさんへ伝えたところ「あなたはどうしたいの?」という言葉が。グサリと刺さりました。私も自分の意思をあやうく放棄するところでした。いつか妊娠したいのは私で、パーソナルトレーナーを決めたのも私です。「今の私にはつらすぎるので負荷を下げてください」と伝えるべきでした。

 何かを決断するとき、人の言葉で伝えるのはあまりに簡単です。でもそれをクセにしたら、自分の人生へ責任を持てなくなります。もしあなたも「主人が」「旦那が」と夫を主語にして決断しようとしているなら、ちょっと待ってください。あなたは、どうしたいですか?

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Text/トイアンナ
From/TOFUFU

初出:2017.03.28