結婚?妥協?どうしようかなあ…

「子どものことがなかったら、なんとなくのんびりといつまでも結婚相手を探しててもいいだろうし、そもそも婚活もしないよお。
まあでもそうは言っても、実際には結婚相手に妥協できないんだけどね。やっぱり好きな人と結婚したいし。もう、どうしようかなあ!」

 お酒が進み、下ネタの話にも花が咲く。性癖の話なんかになって、まみこさんは遠くを見ながら言う。

「私あんまり色んな性癖の人と経験したことないからいろんなことしてみたいけど、次付き合う人と結婚するだろうから、変な性癖の人とはもうできないんだろうなあ…」

 こんな発言に見られるように、きっとまみこさんは、本当に結婚したいのではないのだと思う。十分に今の生活で楽しいし満たされている。でも、結婚をする必要性は感じている。
だって、子供は待ってくれない。母としての機能は衰えるのを待ってはくれない。
「あーもう、どうしようかなあ!」この言葉に、全てが集約している。
子供は欲しい、だから結婚したい、でも「この人」なんて人には出会えない、妥協できるわけではない、でも子供欲しい…の永遠ループ。

 どうしよう、どうしよう、なのだ。そこに答えなんて無くて、どっちも譲れない。何も譲れない。「いっそ昔みたいに、誰かがどんどん結婚相手決めてくれたらいいのにね!」冗談めいたそんな発言も、あながち冗談じゃない。
なのに悲壮感も持たずにビールを追加注文する女たち。そうなんだよ、楽しいんだよこんな生活も!だからこそ、「あーもうどうしようかなあ!」

 新橋で出会ったまみこさんとの楽しい宴は終わらない。
出会ったばかりの女子4人、お酒が進みぶっちゃけトークも加速する。友達にもなかなか話さないような本音が垂れ流され、図らずも自分の人生を振り返る飲み会に…。

 次回はまみこさんの恋バナ後半戦「キープされているかを独身女性は気づけない」「好きな人には一回でいいから抱かれときたい」でございます。街ゆく人のリアルな恋バナが、ここにある…。
忘れられない恋をしよう

Poiboyとは

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