承認欲求って、満たさなくていいんだ……。

こんにちは、トイアンナです。前回の連載では承認欲求をうまく「散らす」ことでバランスをとる方法をお伝えしてまいりました。しかしこの世には承認欲求を抑えることなく、社会と折り合いをつけてしまう人たちがいます。
それは承認欲求に見合うレベルの、実力を身につけてしまう人です。
ある知人は、自分では全くコントロールできない承認欲求をもて余していました。幼少期に両親が離婚して祖父母に育てられ「たまに会えるお母さんに褒められること」がアイデンティティだったという彼女。普通ならそこで自分の限界と葛藤するものですが、たゆまぬ努力でトップクラスの学校へ進学します。
承認欲求を満たすためには、勉強だけでは不十分でした。部活動でも大活躍してエースに。部活と勉強を両立して一流大学へ進学。
それだけでは飽きたらず、外見を磨いて某ミスコンへ出場。あまりのキラキラ履歴にアナウンサーになることも考えましたが、トップを狙うなら「世間の役に立つべし」と、今も公的機関で活躍しています。