「私を愛して!もっと褒めて!」強すぎる承認欲求のコントロール術

愛されたい!愛されたい!愛されたい!

承認欲求をコントロールできない女性のイメージ画像 andresdavid90

こんにちは、トイアンナです。
誰かから愛されたい・認められたいという承認欲求自体は健全なものであると、本連載で何回かお伝えしてきました。

しかしではなぜ、承認欲求が強い人と弱い人がこの世にはいるのでしょうか?

精神医学者のコフートは、人が承認欲求を3つの方法で満たしていると唱えました。

1.他人からちやほやされる

2.理想のアイドルやアニメに憧れる

3.自分と同じ考えの仲間を見つける

このうち1番目の「他人からちやほやされる」部分は本来小さいころに親が満たしてあげる部分。小さいころにかまってもらい、ある程度心が満たされると「演劇で主役にならなくても、ママは私のことを愛しているってわかってるし」と、承認欲求が弱くなっていきます。

その後も韓流スターへハマってみたり、友達と恋愛トークで盛り上がって同志を得たりすることで私たちは承認欲求を満たしてゆきます。

幼少期に満たされないと大変なことに

しかし幼少期にネグレクトや共感性の低い親元で育つと、十分な親や周囲の「ちやほや」が得られないこともあります。
そうすると「あのとき満たされなかった」承認欲求を引きずり、いつまでたってもtwitterのフォロワー数やpairsの「いいね!」で承認欲求を満たしたくなってしまうのです。

最悪の場合、他人の評価でしか自分を愛せない大人になってしまうことも。
そして自分を褒めてくれない他人を拒絶してしまい「自己愛性パーソナリティ障害」と診断されてしまうことすらあります。
自己愛性パーソナリティ障害の特徴にはこんな性格が当てはまりますが、あなたはいかがでしょうか…?

・小さなミスでも指摘されると自分の全てが否定されたように感じて死にたくなる。
・人に教えてもらったり、叱られたりすることに耐えられない。
・傷つくくらいなら友達はいらない。引きこもったほうがマシ。
・自分のファンか、自分の役に立つ人間以外は切り捨ててしまう。
・他人はあなたへ奉仕するための道具。
・あなたが失敗するのは、あなたを妬んだ誰かが嫌がらせをしているから。

もし当てはまるなら、病院でチェックしてもらいましょう。
精神科はあなたを「病気だ!」と貶めるためにあるのではありません。
もしかすると、生きづらさを解消するきっかけになるかも……?