「いい子」もあなたの一部

愛されているはずなのに、もっと愛されたいと願ってしまう。自分をさらけ出せる彼には愛されないから、代わりにどうでもいい男性へ愛嬌をふりまいて、さらに愛情への渇望感を強める。それは「気遣いのできる自分」を「これは本当の私じゃない」と切り離しているからかもしれません。

でも、気遣いをしてくたびれているあなたも、大事なあなたの一部です。

もし愛されることに充足感を得たいなら、自分は気遣いしすぎるタイプだと認めて開き直りましょう。行動はすぐに変えられません。けれど「気を遣いすぎちゃうタイプで。でもそれって私のいいところだと思うの!」と周囲へカミングアウトすることで、周りもあなたが実は頑張っていたことを知ります。そしてもっとくだけた“素”のあなたを受け入れる準備ができます。

「いい子な自分」じゃないと手に入らない彼よりも、周囲に少しずつ“素”を出す練習をして、素のあなたを認めてくれる、身近な男の子からベストパートナーが見つけてみましょう。

恋愛関係は追いかけられる・追いかける一方通行もアドレナリンがどばどば出て楽しいもの。けれどもし疲れてしまったら、足を止めて周囲を見渡すと愛が転がっていたりするものです。

☆次回は「それって彼氏じゃないのでは?承認欲求で爆発しないために覚悟したい修羅の道」についてお伝えします。

Text/トイアンナ

初出:2016.09.15