「お前は表に出せる女じゃない」キレる彼の心理は?モラハラ男子に話を聞いてみた

キレる男子の極悪フレーズ

モラハラに悩む女性のイメージ画像 Lau_Lau Chan.

こんにちは、トイアンナです。AMのモラハラ男子特集でも「俺を怒らせたから10万円払え」という衝撃的なフレーズが登場していましたが、モラハラ男子の経験談にはこういった衝撃発言が飛び交います。

ざっと知っているだけでも、

「呼吸がうるさいからイライラするんだ。今すぐそれを何とかしろ」
「お前がだらしない彼女だから俺が友達にバカにされる」
「お前も同級生と飯を食ってるんだから俺が浮気するのは当たり前だ」

などと、フィクションかな? と信じたい言葉がずらり。フィクション……だったらよかったんだけどね。

でもなぜ、モラハラ男子はこんな発言をしてしまうのでしょうか。これまで被害女性の話は多くありましたが、加害者の気持ちを理解するための資料はありませんでした。そこで私は、あえてモラハラ男子にもインタビューを重ねてきました。

自分の理想と遠いから

まず意外に思われるかもしれませんが、多くのモラハラ男子は「彼女に怒りたくない」と感じています。
それどころかできれば家事もきちんと手伝ってお金も稼ぎ、彼女の意見を聞けるいいパートナーでありたいと願っています。
モラハラ男子が違うのは、勝手に自己採点して「こんなに理想から離れている」と自分を責め尽くしてしまうこと。

「本来ならもう33歳、正社員で働くべきなのに僕はずっと非正規でして……。体も弱いから風邪もひきやすい。彼女も少し体が弱いので、お互いに寝込むことも多かったですね。ほんとはいつも彼女を助けたい、いい彼氏でいたいのに理想の自分から遠ざかって、彼女へキレてしまう。自分はこんなに頑張ってるのに、なんでお前は協力してくれないんだ!って。
たとえば、彼女が皿洗い当番だったのに寝ちゃってたとか、朝から二日酔いで寝起きが悪かったとかがあると怒りがこみ上げるんですよ。それで後から彼女を責めた自分をさらに責めて。こうなるとただの悪循環ですよね……」

彼はDVの加害事例を読んでいて「自分の思い通りにいかず暴力を振るい、後で後悔して謝る」のサイクルが自分に当てはまることに気づいてぞっとしたそうです。