失望の先に開ける視野もある
実は彼女のように、突き抜けるところまで努力してみるのは、承認欲求を成仏させる方法としては正攻法です。
その理由は、自分の中で「ここまで私は頑張れるけど、ああはなれない」というギャップを認識でき、今の自分を愛せるようになるから。
彼女の例は極端ですが、もっと身近なところで小さく人へ失望したり、見直したりすることで「私もそんな完璧じゃなくていいんだ」と納得するきっかけとなります。
例えば、こんな失望をしたら、その気持ちを大切に受け止めましょう。
・Photoshop加工された写真でしか知らないアイドルに会ってショックを受ける
・友達としては最高にいい人が、パートナーへはひどい扱いをするという二面性を知る
・嫌いだと思っていた人がしている「いいこと」を見て、ちょっとその人を見直す
人にはfacebookで自慢できることもあれば、twitterの鍵アカウントでしか愚痴れないこともあります。募金することもあれば、他人の不幸をせせら笑うことも。人の多面性を知れば「自分も多面的でいい、クズでもいいんだ。だって他の側面では素晴らしいところもあるから」とありのままの自分を愛しやすくなります。
もし承認欲求に振り回されて消耗していると感じたら、万華鏡のように広がる世間の多面性へ目を向けてみましょう。多分あなたが思うより世界は美しくないし、だからあなたも美しく立派である必要なんてないのです。
※次回は「承認欲求の弱い人は結婚できない」という不都合な真実を掘り下げます。
Text/トイアンナ
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