いさめるより、愛してあげよう
どうでもいい知人なら縁でも切ればいいでしょうが、大切な友人が承認欲求に飲まれていく姿は受け止めきれないもの。
でもこんな姿になってしまうのは、もともと彼女が「愛され足りていない」からです。
もし日ごろからハイスペに貢がれまくり・愛されまくりなら「また石油王から告白だわ……めんどくさ」とSNSへ投稿すらしないでしょうし、もともと自分のことが大好きなら彼氏のことなんか掲載しないはず。
つまり必要なのは友達をいさめることではなく、愛を与えることです。
Aちゃんのような状態の女子をみかけたら、ハイスペ男子を褒めるのは一旦ストップしましょう。
代わりにAちゃん自身を褒めて、褒めて、褒めまくるのです。
「Aちゃんって、最近思うんだけど知性が本当にあるんだよね」
「眼鏡が似合う美人っていったら、私の周りではAちゃんがダントツ」
「いつも友達の誕生日とか気にかけてるよね。そういう気遣いできるの、本当に素敵」
Aちゃんのよさを認めることで自己愛が高まればしめたもの。
Aちゃんはどんどん「ハイスペ彼氏に愛されている素敵な私」という鎧を脱ぎ捨てて「どんなときも素敵な私」を信じられるようになるはずです。
否定するのではなく、もっと本人を認めてあげる。
暴走した承認欲求の機関車を止めるには、嫌味よりもハグをあげましょう。
「あの時の私、恥ずかしかったな」とマウンティング界へ頭を突っ込んだ女子が、現世へ戻ってこられますように。
※個人情報を守るためインタビュー内容を一部改変しています。あらかじめご容赦ください。
Text/トイアンナ
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