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  • 2017.02.21

手術して美人になるという心意気!ブスが損する世の中で整形を考える

あなたは美容整形を笑えますか? 美人であるというだけで生きていくうえで得をする社会、ほんの少しのお金と痛みをひきかえに美貌が手に入れられるとしたら、身体や顔にメスを入れることも辞さない・・・そんな心意気が功を奏する場面もあれば、成功体験の沼にはまるリスクもある。オペについて考えてみました。

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 ど本命は堤真一さんですが、
星野源さんも可愛いなと思うミーハーな私です。
昔からスーツを着てポップスを歌う男に弱いのです。

 さて、ミーハーな私は星野源さん見たさに「箱入り息子の恋」という映画を観ました。とても良い映画だと思いました。黒木瞳さんは相変わらずキャラクターを完璧に理解して演じているし、
大杉漣さんと森山良子さんの喧嘩も見応えがありましたし、何よりびっくりしたのは平泉成さんの圧倒的な生活感。
出てくるだけでお話がぐっと現実味を帯びてリアルな感じが出てきます。
トイレから平泉さんが出てきただけで、何をしてたのかも含めニオイのようなものまで感じさせる。素晴らしい役者さんだと思います。

 で、肝心のお話ですが、35年間彼女無しで上昇志向ゼロの公務員が深窓の令嬢に恋をした。そして、その令嬢は盲目だったというお話です。
公務員を星野さん、令嬢を夏帆さんが演じられています。

 とてもキュンキュンくる甘酸っぱくも、リアルな感じもあって良い作品でした。
観終わったあと、これはフィクションとして美しくユニークで楽しいものだったけど、現実はどうなのかと思いを巡らせました。

 映画では夏帆さんという美人な女優さんが障害を持った役を演じられていました。
美人だから一目惚れされるのもわかりますし、美人だから障害があっても支えたくなるという気持ちに共感できたのです。
もしも主人公があまり美人でない障害の方だったら……
一目惚れもドラマも起こらなかったかもしれない。

そう思った時、やっぱり美醜というのは残酷だなと私は思ったのです。

「美人の方が得」は当たっている

 美人が得をする話が世の中には溢れています。
不美人が泣かされる話が世の中には溢れています。
最近では、美人の方が生涯で幾ら得をします。なんてシミュレーション結果を出してくる意地悪な分析もあります。

 こんな情報が溢れている中、若い娘さんで、顔の造形にコンプレックスを持っている子が
整形したいと思って何がいけないのでしょうか?
私には整形を決断する娘さんを非難することはできません。

 造形のコンプレックスを取り除いて、晴れやかな顔で歩いていけると思うならば、整形して何が悪いの?
と思っています。だけど、私自身は整形をしていません。
何故でしょう?

どうにもとまらない

 私自身は中の上くらいの愛嬌のある顔であったというのもありますが、整形には手を出しませんでした。
整形はあまりにも強い成功体験を与えてしまい、その成功体験を再び味わうため、際限のない修正の旅が始まっていくと本能的に知っていたからです。

 今まで、沢山の芸能人、セレブの方々がその旅に出られて、だんだん大変なことになっていきました。
メンテナンスにも費用がかかります。私はそのお金を他のことに使いたかったのです。

 そして整形は、センス、ユーモア、インテリジェンスを表現する最大の武器である顔の表情を奪います。私はショーガールでもあったので、表情は失いたくなかったのです。

 それでもイイ!
と振り切って整形を始めた人は気合が入っています。
私はそこにその人の心意気を感じ、
私が選ばなかった道を進む人として、思わず敬意を払ってしまいます。
これも一種の断捨離、取捨選択です。

 美男・美女を優遇する社会が悪いのか?
それは人間の動物としての本能なのか?
21世紀になっても人間は本能に振り回されるのか?
美はもっと多様なものではないのか?
美醜の問題は人間の本能や成熟度を考える格好の教材です。
あなたなら、どういう選択をしますか?


Text/肉乃小路ニクヨ

次回は <ネガティブでポジティブな女が最強!光と闇を自由に操る女になろう>です。
アラフォー世代の二台歌姫、松任谷由実さんと中島みゆきさんですが、ニューレディー・肉乃小路ニクヨさんはユーミン=光を纏った闇、みゆきさん=闇を纏った光と分析します。ポジティブとネガティブ、どちらかが大事というのではなく、そのバランスが大事と語るニクヨさんですが、その真意とは?

童貞の疑問を解決する本. 書籍版

ライタープロフィール

肉乃小路ニクヨ
東京の片隅でひっそり生き続けるちょっぴりしょっぱくてサワーなニューレディー。オーバー40歳、崖っぷち女装
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