メディアは民度を映す鏡
でもここで私は思うのです。
間に入っておかしくしているのは私達一般人なのです。
SNSで無料のニュースの情報に反応したり、拡散したり、そこでバズるから、既存のメディアが食いついてくるのです。
私は滅多なことではニュースを拡散しないように注意しながらSNSをやっています。
やっぱり拡散するニュースの内容や質でその人間の値打ちも見られるような気がするのです。
人間の値打ちって何だ?という議論も勿論ありますが、あなたが拡散する情報はあなたが拡散する価値があると思って選んだ情報です。
あなたが知り合いに何を伝えたいのかもそこには凝縮しているように私には思えます。
不倫報道だって、当人同士しかわからない事情があるはずなのに不倫というだけで否定や批判をして、拡散する人間を私は信じることはできません。
その人がやっているのは脊髄反射、もしくは思考停止です。
当事者ではない人間がとやかく言う類のことではないと良い大人ならスルーする筈です。
既存のメディア批判をするのは簡単ですがメディアはそれを見る人間の鏡でもあるのです。
単純に週刊文春や不倫報道で騒ぎ過ぎたメディアを批判するならば返す刀で自らの反省をしている人が何人いるか?
SNS全盛時代になった今、何に反応して、何を拡散するのか、私達も試されているのです。
Text/肉乃小路ニクヨ
次回は<いつも笑顔でいれば嫌われない?災いと怒りを招く「笑顔」の話>です。
「いつも笑顔を忘れないで」という言葉はとてもよく耳にしますが、本当に「いつも」笑顔でいいんでしょうか?不幸を招きやすい笑顔、地雷を踏む笑い……時には慎んだほうがいい笑顔も。状況に合わせた適切な表情ができるようになるための方法とは?
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