先日ある打ち合わせで話題になったテーマがあります。
付き合っている方の携帯電話をチェックするか否かという問題です。
私は絶対に見ません。
自分がされたら嫌ですし、そこまで人に執着を持っていないので見ません。
Google先生に「携帯電話 見る」というワードを入れて検索をしてみると
どうやら女性の側に見る方が多いようです。そういった意味では私、男なんですかね。
論理的に考えれば、自分がされて嫌なことを人にしないということは
当たり前のことのように思えますが、そう簡単に行かないのが人間です。
チェックする側の意識
今はスマートフォンの時代です。
携帯電話にはメールや通話履歴だけでなく、
SNSのやりとりなども保存されていて、
携帯電話だけでなく、一昔前のパソコンの中身のような内容まで
確認出来ます。つまり、所有者のコミュニケーションのほとんどが見られるのです。
その分セキュリティもしっかりしてきているのですが、
暗証番号の盗み見や相手が寝ている隙の指紋認証などで
チェックをされている方が多いようです。怖っ。
また、強者になると直接相手にセキュリティを解かせて内容を確認するようです。
そうなるともう恋人関係、夫婦関係というよりも主従関係ですよね。
なかなか味わい深いものです。
女性側がチェックをする言い分に、男性の浮気防止があるようです。
この辺りの話は以前、この連載で不倫について書いたことがあるように、
旧来のジェンダー(社会的な性別による役割分担)でいうところの
男性はハント(狩猟)、女性はサバイブ(生存)という本能に根ざした行動に
起因していると考えられます。
しかし、ジェンダーレスや女性の社会進出、つまり女性の狩猟化が進んだ今、
その価値観に基づいて行動をすることには一呼吸置かなければいけません。
狩猟のため外に出れば、出会いが広がり、そこには人間同士の愛情も生まれます。
そうすると恋も生まれるでしょう。
男性は元々狩猟を任されているので、自然に発生するお互いの人間関係については無関心です。
詮索することで、何も利益を生まないことを知っているからです。
- 1
- 2