格差の経験を日常に

この連載を読まれている大部分の方は
格差を見せつけられる側になります。
私もそうです。

見た上で、色々考えるのです。
自分とあの人達の違いは何か?

下のクラスだったからといって
自分を卑下する必要はありません。
経済格差は能力差でもありますが、
皆生まれついた環境も違うし、経験してきたことも違います。
だから現状は仕方のないことだと思うのです。
でもそんな時私はそんな時に古代ギリシャのペリクレスが言った下記の言葉を思い出すのです。
どう見られるかなんて相手によって全然違うし、それはコントロールできることじゃないんです。

“貧しいことは恥ずべきことではない。
しかし、その貧しさから脱しようと努めず、
安住することこそ恥ずべきことである”

何を豊かさと決めるのは個人の価値観ですが、
クラスの違いを見せつけられて、
自分はこれからどうしたい?
次に来る時はどうしたい?
ということを考えるきっかけにします。

飛行機に乗って海外に行くという高揚感で
空港では少々多感になります。
そこでいっぱい感じて、考える、
そのことはきっと自分自身への大きなお土産になるでしょう。
人生で大切なのは答え探しではなく、課題が何かを見つけることです。
国際空港にはそのヒントが沢山転がっています。

海外旅行ノススメと言いつつ
今週は空港の話だけで終わってしまいました。
来週はもっと旅行らしく現地での滞在での気づきについて触れていきます。
ふふふ。

Text/肉乃小路ニクヨ

初出:2017.04.11

次回は <「持たない暮らし」の究極は海外にあった!?旅することでわかる文化>です。
日本から出たことがない!パスポートすら持っていない。別にそれで不便はないけれど、気づけば暮らしがルーティンになっていた。そんな日々に活を入れられる海外旅行のススメ第二段!今回は日本と海外の空港で感じる文化の差について語ります。Uberは使えるけどまだまだタクシーより高いこの日本でも「もたない暮らし」は実現できるでしょうか?