プライドを育てる
月並みかもしれませんが、自分の中のプライドを育てることしかないと思います。
そのためにも、普段から少しずつ自分のイメージを上げて、
自己認識を上げて、自己愛を育て、
自分のプライドのために何かをやる習慣をつけることが大切です。
何かをやり遂げるのに一番の敵は自分の中に居て、
それが誰かのためにとかだと、簡単に逃げ道を探してしまい、
取りこぼしをします。自分のプライドのためにやることは
失敗したり、負けたりしたら、自分がズタズタにされますから、
辛いは辛いですが、辛い分、そうなりたくないという気持ちで
頑張れると思うのです。
でね、そこまでやって勝負に負けてしまったら、
ダメージが大きくて、後がないじゃないの、
なんて考えてしまうかもしれませんが、
突き詰めて取り組んだ方が負けた時も冷静に敗因を分析できます。
一生懸命やっていると神経が研ぎ澄まされるので、
気付きが多く、それを改善できそうだったら、そのまま続けられるし、
できなそうだったら、諦めがつきます。
花の色は移りにけりないたづらに…
“花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに”
小野小町先輩の歌にもありますが、
あっという間に何もかも過ぎて、いつか我が身も朽ち果ててしまうとしても、
私はこの花を咲かせてみたいのです。
大柄なので密林に咲くラフレシアみたいな珍花かもしれませんけどね。
ふふふ。
花はただそこにあるだけでは咲きません。
花として生まれたというプライドと、それを咲かせるいう意志が
花を咲かせるのです。
誰かのために咲いてやっているのではなく、
咲きたいから咲いているのです。
花の命は結構長いですし、一度花が落ちてしまっても
季節が巡れば咲くこともあります。
誰かのためでなくとも、せっかく花として生まれたのなら、
自分の意志でその素敵な花を何度でも咲かせてください。
Text/肉乃小路ニクヨ
初出:2016.01.12
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