自分の不幸も蜜の味
Ana Filipa Machado
よく、他人の不幸は蜜の味。
なんて言いますが、
その通りだなと思います。
私も人間が出来ていないので、
表面ではお可哀想にという顔をして、
心の中では面白いと思って聞いていることもあります。
そうなんです。
不幸って面白いんです。
そこには人生の縮図や、様々な罠があって、
どうしてその不幸に陥ったのか、
原因は何か、その人の何が悪かったのか、
推理しながら、思い当たることがあると
「やっぱりね」なんて思って、聞いています。
ふふふ、意地が悪いでしょう。
私、優しいだけの女装じゃないのですよ。
でもね。
他人の不幸は面白がって聞けますが、
自分の不幸は笑えない。
普通はそう思いますよね。
たしかに笑えないは笑えないのですが、
不幸には違った蜜の味があるのです。