貧しかった私
Eryne!
良い学校行って
良い会社入って
何不自由なく生活して
女装を続けてきたんでしょう。
なんて、思われがちな私ですが、
病気をしたり、血迷っていくつも仕事を掛け持ちしたりして
体や心を壊したりして、不遇な時代も多かったのです。
とても恥ずかしがりであることと、苦労を売りにするキャラでもないので、
あまり周囲に言わなかっただけです。
私は新卒で就職する直前に大病を経験しました。
入ったばかりの会社を入院のために退職し、
療養を終えて再び東京に戻ってきた時には
風呂なし4畳一間のアパートからでした。
地方からツテもなく、貯金もあまりない若者が
東京に上京するってそういうことです。
しかもそれが29歳くらいまで続きました。
それでも東京を諦めたくなかったのです。
もう少しで風呂の無いまま30歳になってしまう
と思っていた頃、ようやくお風呂付のアパートに引っ越すことができて
凄く嬉しかったのを今でも覚えています。
それから先は頑張って働いて
それなりに暮らせるようになりましたが、
20代の貧乏は私にいろいろなことを教えてくれました。