セフレと別れたいとき、なんて言う?別れ話の難しさあるある

花を置く女性の画像 Aily Torres

別れ話は切り出す方もつらい

何度経験しても、お付き合いしている相手に別れを切り出すのは、嫌なものです。一度は好きになった相手を、好んで傷つけたいわけはないし、悲しませるのも心苦しい。それに自分から別離を決めたといっても、別れの悲しさはそれなりにあるわけです。

しかし自分よりも相手のほうが、よりつらい思いをすることがわかっているからこそ、できる限り言葉を尽くして、後味の悪さを残さずにサヨナラができるように努める……が、どれだけ誠心誠意を見せたところで、必ずしも綺麗に別れられるとは限らないのが恋愛の別れ。

実はわたしはどこかで、「心変わりした相手に、しがみついたところで、事態が好転することはない。だから、ひとしきり泣いたところで、きっぱりと諦め『またご縁があれば、10年後、25年後、もしくは来世にて!』と、なるべく早く気持ちを切り替える。これが恋人に別れを告げられたときの恋愛しぐさである」と、思い込んでいるところがありました。

だから、知人が「彼氏に別れようって言われたけど、わたしは絶対に別れない」と断言し、相手のもとに、これまで通りにしれっと押しかけ、セックスに持ち込み、そして見事に済し崩し的に別れを回避したのを目撃したときは「ゴリ押しって通用するんだ!」と衝撃を受けたのでした。

男女の別れとは、別れたいと思ったほうがその意思を告げた時点で成立するのではなく、別れを告げられたほうが了承して、初めて成立する。
だからこそ告げられたほうが「嫌だ」といえば別れは成立しない……そういう理屈も世の中にはある! ただ、このやり方を男性がした場合は、「DVめいてるし、レイプじゃないの?」という印象持つわけで、そういう意味で、男女間の不均衡さを感じたのも事実ですが。

ヤリチンの別れ話あるある

話が変わりますが、ヤリチンの男性って、別れ話をする際に、とってつけたような理由を持ち出すことが多いと思いませんか。「海外に行くことになった」なんていうのは、その代表だし、あとは「仕事が忙しくなって、会う時間を作るのが難しくなってきた」とか「自分ひとりで、今後のことを考えたい」とか。

別れの原因は、自分の状況にあって、相手の女性には一切非がないとするのは、一見、傷つけたくないという優しさに溢れているように見えますが、「気が向いたときに、またセックスをさせてもらえるように、余地を残すため」という腹積もりがあるようでもあります。耳障りのいい別れ言葉には、裏があるのもまた真実のようです。