結婚準備を何もしない彼を、なぜわたしは許してしまったのか?

結婚準備を何もしない彼

ブーケを持って草原に座り物憂げな表情のウェディングドレス姿の女性の画像 Ary Shutter

“結婚”を決意した場合、たくさんの準備が必要となります。例えば、入籍だけで済ませようと考えた場合でも、最低限、書類は揃えなくてはなりません。結婚式やお披露目会をする場合は、会場の選定から始まり、それに伴う様々な準備や手配に加え、関係各所に報告をして参加してもらえるかどうかの打診も必要です。

こんもり山盛りに降りかかってくる結婚の準備は、もちろん、すべてが楽しくないというわけではありません。しかし、ドレス選びはテンションがあがるけど、招待する人のリストをパソコンに入力するのは面倒くさい、式場の下見はワクワクするけれど、招待ハガキに切手を貼るのは退屈な作業……というふうに、多くの場合は「楽しい」と「楽しくない」が交じり合っています。当然、やりたくない作業も出てくる。

それでも、パートナーとともに作業を分担したりして、一緒に“結婚”という目標に向かっていくのが、理想というか、当たり前だと思うのです。けれども、わたしの当時の恋人は、まるで他人事のように、それらの準備に参加してくれることはありませんでした。

多くの花嫁と同じように、「彼が結婚の準備に全然参加してくれない」と不満を抱きつつも、なぜ、それを許していたか。それにはいくつかの理由があります。