避けては通れないリベンジポルノ
「リベンジポルノ」という概念が一気に広がったのは、3、4年前のことだったと思います。そのくらいの時期に、逆張りの企画を考えていた某週刊誌の編集者から「大泉さんの周りの男性で、リベンジポルノに遭ったことのある人っています?」と問い合わせを受けたことがありました。
「愛人に『お前の寝顔の写真をバラまくぞ』と脅されたくらいは聞いたことがありますが、実際のセックス画像を広められた人はいないですよね。あったとしても、そもそも男性がどれくらい社会的ダメージを受けるかっていうと。SMプレイとか女装とかの特殊性癖を会社にバラされたら、それなりには損害がありそうですけど」なんて答えた覚えがあるんですが、それにしても2017年、まさかのパンティーかぶり。これ、報道写真というよりも完全にリベンジポルノに近い案件だと思うのですが。不倫相手が芸能人だというだけで、こんな写真が堂々とマスコミに流出させられることが許されてしまうのって、ちょっとどうなのって思っています。昔のブブカならばともかくのこと。
しかし、リベンジポルノ問題。スマホがこれだけ普及し、誰でも手頃な撮影ツールを手にした今となっては、ほとんどの女子が避けて通れない問題ではないでしょうか。万が一にも絶対に流通させたくないならば、撮らせないこと、撮らないことが一番の対策になりますが、キス写真やベッドでの無防備な写真くらいはノリで撮らせてしまうこともあるだろうし、撮られること自体はむしろ楽しかったりもするのが困りものです。まがりなりにも付き合っている恋人に対して「あなたのことは信用できないんで、撮らないでもらえます?」なんてなかなか言えませんし。
そういうわたしも、リベンジポルノではないですが、付き合っていた男性のうっかりが原因で、あやうくあられもない写真が見知らぬ人の手に渡りそうになったことがあります。
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