育児中の癒しは可愛いオチンチン
息子を生んで3か月、これまでの生活に「育児」というタスクが割り込んできたわけですが、これがとにかく時間と手間がかかります。
今でこそ、片乳5~10分くらいで済むようになった授乳も、新生児の頃(生後28日未満の赤ちゃんのことを新生児と呼びます)はたっぷり30分以上かかっていて、それが2時間置きに訪れる。おむつ替えは1回5分はかかりませんが、とにかく頻度が高い上に「さっき替えたばっかりなのに、また!?」ということが度々あって気を抜けません。
おまけに人肌のぬくもりが大好きというか、人肌が感じられないと泣き喚くので、起きている時はずっと抱っこしっぱなし。この原稿を書いている今も、膝の上に授乳クッションを置き、片乳を出して授乳しながら書いています。ちょっとした修羅です。
しかし育児は、修羅と同時に、安寧ももたらしてくれます。スヤスヤと寝息を立てている気持ちの良さそうな顔や、一生懸命におっぱいを飲んでいる姿、ギャン泣きしている表情だって可愛い。
おむつ替えのたびに目にする小さなオチンチンの愛しさときたら、もうたまりません。サオはぷっくらむちむち、タマはつるつるのすべすべ。うちの息子は夫そっくりの顔をしているというのに、オチンチンは全然似てなーい!
そしてもちろん、息子のオチンチンは今まで触れ合ってきた中でもマイベストフェイバリット。なんていうと、まるで親バカみたいですが、ちんまりとしたサオといいふわふわのタマといい、形状自体が小動物めいていて、あいくるしいことこの上ない。
うちの息子のモノが特別なわけではなく、たぶん本質的に赤ちゃんのオチンチンって可愛いんだと思います。その証拠に、友達の娘ちゃん(2歳)の前でおむつ替えした時にも「オチンチンかわいー!」って叫んでいましたし。
こんな可愛いオチンチンが、いつかは可愛くなくなってしまう……。そう考えると悲しくなりますが、その頃には、息子はわたしに、そうやすやすとはオチンチンを見せてくれなくなっているはずなので、今の可愛いオチンチンを目にしっかりと焼き付けておこうと思います。
そう、わたしは息子のオチンチンであってもいつかは「可愛い」と思えなくなることを、すでに今からうっすらと予感しているのです。愛しの息子のオチンチンであっても大人になってしまえば、きっと可愛くはない。
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