『妊活』『保活』より大事なこと…
身体を心配してもらえるのは嬉しいけれど、腹についてはちょっと複雑な気分でした。
が、ビジュアルで興奮したり萎えたりすることって、意思でコントロール出来るものでもないから仕方ない。だったら出来るのは、出来るだけ萎えさせる要素を排除すること。
というわけで、色気ゼロの妊婦用ブラジャーは封印し、妊娠前につけていたセクシーなものを身に着けた上で、腹はキャミで隠すことを提案してことに及ぶことになりました。
そして、セックスをしてみて思ったのは、やっぱりセックスっていいなぁ、ということです。
わたしは普段は愛撫派。究極、「挿入がなくてもいいんじゃないか」くらい思っていたのですが、久しぶりに夫のペニスを迎え入れてみて思ったのは、愛撫だけと、挿入ありとでは、満足感がまったく違う。
夫側は何を思ったのかはわかりませんが、「俺のチンチンを挿入されて喜んでる」という充足感を得ているような気がしました。それはきっと、手コキやフェラチオをされる立場では味わえない喜びなんじゃないかと思います。セックスは互いを求め合い、与え合う行為なんだな、と今さらながらに実感したのでした。
これから子供を産んで育てる、という大きなプロジェクトをともにしていく夫婦にとって、「仲がいい」ということは大切なことだと思うのですが、だからこそ、妊娠中も妊娠後だってセックスがある関係のほうが断然にいい。
セックスレスになりがちだとされている妊娠後にレスにならないように、今から方法を模索し続けること――『婚活』や『妊活』『保活』と様々な活動が注目されていますが、夫婦がよりよい関係を長く維持するために必要なのは、『性活』なのではないでしょうか。
Text/大泉りか
次回は <純愛界から降りて来い~!『タラレバ娘』で描かれる「理想の男」しか選べない女子>です。
『彼氏いない歴「○○年」』が口癖。酒の肴は「オトコがいない」。そんな、「出会いがない」と嘆いている女子のみなさん。本当に出会いがないのですか?そもそも、出会おうとしていますか?恋愛をしようとしていますか?次回は、出会いがないと嘆く女子の行く末と打開策についてのお話です。