下心を見せる男を遠ざける「キラーワード」

しかし、いくら心の強い「オジサン」や「オッサン」でも、このワードを言われちゃグウの音も出ない、というワードがあります。それは「イケメン」です。

自己肯定力の塊のような「オジサン」「オッサン」であっても「わたし、イケメンしか無理なんで」といえば黙らざるを得ない。これは「オジサン」「オッサン」にセクハラされた場合や、勘違い口説きをいさめる場合にも有効な手段ですが、ここでもうひとつ、気になってくるのは、「イケメン」という男性の人間性を無視した言葉を、使っていいのか、ということです。

わたし個人の意見としては、「イケメン」は若さや顔立ちだけで成り立つものではなく、雰囲気や佇まいや行動も含めてのものだし、人によっては負と感じる「性的に興奮する対象」という要素が入ってこない。
なにより「オネエチャン」と呼ばれて嫌がる女はいても「イケメン」と呼ばれることを厭う男性はいなさそうなので、いいかな、と思っているのですが、どうですかね。

今度「イケメン」に会ったら、そのあたりの本音をぜひ、聞いてみたいところですが、「イケメン」って概して感じよくて性格も曲がっていないから、「嬉しいですよ!」って爽やかに言うんだろうなぁ……。

Text/大泉りか

初出:2015.02.27

次回は
<彼とのケンカを避けたいから…食の好みに合わせてすり減った私のメンタル>です。

肉じゃが、カレー、すき焼き…それぞれに合う肉というものがあって然り。しかし、ベストマッチの肉をチョイスした時、それが豚肉だと怒り出す彼。AM読者のみなさんの身の周りにはそのような人はいますか?今回は、そんな豚肉論争から考える「人間関係」についてです…