追いつけない夢ばかり見る いつだって君があっちを向いて寝た日は(佐々木あらら)
セックスレスの話をします。
でも、その前に質問。
たとえば部屋の片付けだとか宿題だとか「やるからにはちゃんと最後までやりたいが、それが面倒なのでまったくとりかからない」という方、いませんか。
それは「完璧主義的怠惰」と僕が勝手に呼んでいる事態です。部屋を汚部屋にしてしまう人にはそういう人が多い印象があります。
母親が家事などを完璧にこなすタイプの人だとなりやすい傾向があるようです。「あなたはやればできる子」と言われて育ってきた人なのかもしれません。まあ原因はこの際どうでもいい。
完璧主義的怠惰の人は、全部を完璧にこなす理想の自分を思い描きすぎるあまり、結局、そのタスクのあまりの多さ・複雑さから、タスクにとりかかるのに高いハードルをつくってしまっています。
どう考えても、早く始めたほうがいい。そして、途中で終わったり、雑になってしまうリスクを認めればいいんです。何もしなかったり、とりかかるのが遅くなるより、少なくともタスクは進む。
メールの返信とかもそうですね。「ちゃんとした返事を書かなきゃ」と思うあまり、返信を書くのが遅れてしまい、結局「無視」に近い状態になってコミュニケーションがちぐはぐになってしまう、とか。
というか、僕がそうなんです。
僕の座右の銘は「志を低く」です。これは、こんな風に何もできなくなってしまう自分を戒めるために掲げているものです。
お、全然セックスレスと関係ない話になってきた、とお思いの方、大丈夫。次のページでちゃんと、つながってくるから。
セックスというのも人間活動の一部だから、この手の性格は強く影響してくるんです。