セックスはしなさい 犬は撫でなさい そろそろ夢はあきらめなさい

佐々木あらら 初体験 処女 童貞 エロ短歌 martinak15

こんにちは。佐々木あららです。

恋愛にまつわる、心に怨霊が生まれそうな苦い思い出と短歌をAM読者のみなさまから聞いているコーナー。

今回は「初体験編」の最終回。ビターで捨てがたい投稿がたくさん残っていてもったいないので、さっそく。

イカなくて怒られました

りりかさん(愛知県)
エピソード:
 初体験は20歳のころ、同い年の彼氏とでした。
お互い初めてだったのでうまくいかなかったのはともかく、私がイカなかったことに対してとても文句を言われました。
痛くてそれどころじゃなかっただけでしたが、その時は「ごめん」と謝りました。
でも、言うと自信喪失させそうだから黙っていたけれど、相手も果てた振りをしてただけなのがわかっていたので「理不尽だなあ」と思いました。
思い返せば、万事において見栄っ張りですぐにバレる嘘ばかりつく人だったなあ。

果てを共に見ることだけが愛じゃない 見る振りしてるならばなおさら(りりか)

あ、これは、童貞くんのプライドですね。うまくいかなかったことに逆ギレしてるだけです。

「あなたが下手くそだから全然気持よくなかった、もっと上手い別の男としたかった」と言われるのがたまらなく怖いので、先制して「お前に非がある」と言い切って魂の平和を保っておきたいんです。セコいですね。

だからといって正直に説明すると、こういうタイプの男はそのまま意固地になってセックスレスになったりします。めんどうですね。

 男としての器が小さいほうが、男性器が小さいことより、よっぽど悲惨な結果を招きます。

まあ、童貞のころは少なからず誰でもこんなものなので「成長させてあげよう」なんて思わずに、とっとと次にいったほうがお互いのためだと思います。人は失敗からしか学べないし、失敗からも学べない人だって多いので。

りりかさんには彼になりかわって、返歌を贈ります。

いけないで終わったけれど最初からいけないことをしていたはずだ