女性から結婚したいと思わせる男性が最後に選ぶ女性とは?
イチオシの男性キャラクター
■登場人物名
新堂孝一
■プロフィール
大手電気関連企業に勤める26歳。開発職のエリート。性格は温厚で前向き。
大学院時代に知り合った年上の沙織と付き合い、1年前から同棲している。
沙織との結婚も考えていたが、留美と出会ったことで初めて心が揺れる。シナリオライターの夢を追い続ける沙織に対し、自分に一途な心を向けてくる留美。孝一は生身の男としてリアルに葛藤する。
■女性が翻弄されてしまうポイント
孝一の魅力はまず、“この人と結婚したい”と思わせる人柄と条件。アラサー女性の恋愛は結婚を見据えている場合がほとんどで、沙織も留美も孝一との結婚を望んでいます。
そして女性が彼に翻弄されてしまうポイントは弱さ。多くの女性が惹かれる男らしさや強引さとは対照的な、人間らしい弱さです。
誠実に生きようとすればするほど、彼は迷い悩み、優柔不断な面まで露呈します。それでも女性が離れないのは、彼の弱さが優しさ故のものだと気づいているからです。
元同級生に彼を奪われても控えめなアラサー女子
一番好きなキャラクター!
■登場人物名
谷本沙織
■プロフィール
派遣社員として働きながら、シナリオライターを目指す29歳。奥手で控えめな性格。
3年前から孝一と付き合い始め、1年前から同棲中。彼からのプロポーズと、シナリオライターとしてのデビューを待っている。
元同級生の留美に孝一を奪われ、同棲も解消して絶望の淵に落とされるが、前向きに生きる気持ちは失わない。
■女性が翻弄されてしまうポイント
恋のライバル留美に恋人の孝一を奪われても、沙織は自分を律し、孝一を責めたりたり取り乱したりしません。別れ話をされた時は、すんなり受け入れ身を引きます。
心の底ではどんなに執着していても、表面に出さないのが沙織の美意識。
もっと魅力的になって、孝一が応援してくれた夢も叶えて、友達という立ち位置からもう一度彼を振り向かせようと考えます。沙織には内に秘めた情熱と芯の強さがあり、そこが翻弄されるポイントです。
Text/福元ユウコ
福元ユウコ著『待つ女、誘う女、奪う女』はこちらで読めます!
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