大人の女性のための恋愛小説サイトエブリスタウーマンの人気著者陣による特別コラム!
著者の方に自身の作品の魅力をあますことなく伝えていただきました。
第一弾は『キスフレ』著者の桜海とあさんです。
SEXは面倒くさいけれど、キスを思う存分楽しみたい『キスフレ』
couragextoxlive
仕事も順調。女友達と過ごす日々は、楽しくて充実している。
それで満足しているから、恋愛するのは億劫で、SEXも面倒くさい。でも、キスは好き。
だから、キスを思う存分楽しみたいし、正直、癒されたいんです。
そんな贅沢なわがままを叶えてくれるキスフレとの男女模様を描いた、桜海とあ著『キスフレ』(小学館クリエイティブ)を、本日はご紹介します。
そもそも、彼との妄想なんて、キスぐらいが関の山。
オスとして、恋愛対象として小栗を見ているわけじゃない。
でも…。こういうのイヤじゃない。
寄りかかられた場所から、自分のものではない熱が伝わってくる。
それがなんだか心地よいと感じる。
だから、キスするんだ。
気持ち良い瞬間を切り取りたい。
ほんのちょっとだけ、女に戻った気分を味わいたい。
それが、今の私には丁度良い。
(『キスフレ』/ 小学館クリエイティブP29.21-P30.1)
セフレが肉体の癒しだとしたら、キスフレはハートの癒し。素敵な夢を見た朝のように、一日を明るくするキスと、欲がぶつかり合うSEXは、異なる味わいがあるものです。
あわよくばSEXも!なんて打算は皆無なキスフレ。
女性の脆い部分を探し出して、優しく包むことが自然に出来てしまうキスフレ男子に、ついつい、強い女の仮面を外して甘えたくなります。そんな、温かいキスで癒されるのは、唇だけではないはず。
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