ハゲかフサフサか問題

Y:ただうちの兄は逆というか、父の価値観をインストールされたことで結婚できない感じですね。兄は42歳独身なんですが「女は男に従うべき」「浮気は男の甲斐性」ぐらいに思ってるんですよ。

アル:ほほう~平成になってもう28年もたってるのに。それも親父殿の教育が裏目に出たのかな?

Y:そうですね。父から「男は若いうちに遊べ」と教えられて、20代30代はさんざん遊んでたみたいです。肩書き的にはハイスペなので、そこそこモテてたみたいですし。

アル:それが40越えてモテなくなったと。

Y:そう!でも本人は「自分はまだまだイケる、20代の女子と結婚できる」と勘違いしてるんですよ。「40歳のおばさんを紹介するとか言われてさ~」とか言ってて「お前もおじさんだろうが!」みたいな。

アル:それは一番イタいパターンだなあ。「自分は選ぶ側」であり「選ばれる側」という視点が欠けてるんだね。基本、20代女子は42歳を結婚相手には選ばないよね。今後の生涯年収や子育てや介護のこととかもリアルに考えるし。

Y:私は兄に会うと「老けたな…」と思うけど、本人は「俺はまだまだ若い!」と自信満々なんですよ。

アル:お兄さん、髪はフサフサ?

Y:はい、フサフサですね。

アル:男は「ハゲかフサフサか」が基準みたいよ。女は総合的に老化を判断するけど、男は遠視気味で細かいものが見えないから「髪があるかないか」しか判断できない。だから彼らにとってエリツィンは若くてゴルバチョフは年寄りなんだよ。

Y:マジですか(笑)?!

アル:喩えにエリツィンとゴルバチョフが出てくるのが年寄りだよね(笑)

Y:兄もハゲたら謙虚になるのかもしれませんね…。
私は相談所に入会した瞬間、40代の男性から申し込みが殺到したんですよ。あんまり多すぎて対応できないから、42歳以下で切ったんです。37歳の私ですらそうだったんだから、20代女子には相手されませんよね。

アル:それに20代女子は家事育児分担がデフォルトだから、お兄さんみたいなタイプは無理だと思う。

Y:ですよねえ…ってすみません、ただの悪口になっちゃいましたが。

アル:悪口はどんどん言った方がいいよ。

Y:そうなんですか(笑)?