腐女子とオタクの夫婦はうまくいく
ノンキ:じゃあ結婚したらそのタワーごと引っ越すの?
腐女子:もし結婚できたら全部データ化して持っていきたいなと思ってます(笑)。旦那さんがBLを受け入れてくれる人だったらいいんですけど…。
アル:周りを見ると、腐女子とオタクの夫婦はうまくいってるよ。「自分には理解できなくても、相手にとっては大事なものなんだろう」とお互い思えるから。私も夫の持ち物とか絶対に捨てないし。
文系:アルさんの家にもオタクタワーがあるんですか(笑)?
アル:タワーはないけど、『傭兵マニュアル』とか『KGB殺人術』とか怪しい本がいっぱいある。
夫は片づけが苦手なので、私が本棚を整理してあげてる。<格闘・恐竜・ゲーム・エロ>とか分類して。エロの中でも<巨乳・緊縛>とかジャンル分けしてる。
ノンキ:なんていい奥さんなんだ!
アル:いい奥さんなのか(笑)?
まあ私は大事なモノも親にバンバン捨てられたから、その恨みもあるかも。
親がひどいって辛いけど、悪いことばかりじゃないと思う。親を反面教師にもできるし。
うちの父は嘘つきで女好きの浪費家だったから、「こんな男だけはイヤだ」と思って真逆の夫と結婚したし。
文系:ホント本人次第ですよね。父親が亭主関白のオラオラ系で、似たような男にハマっちゃう子もいれば、真逆のタイプを選んで幸せになる子もいるし。
アル:母の話をすると、うちの母はアル中の拒食症で死んじゃったんだけど、もともと美人だったのよ。今でいうセレブ妻になりたかった人で、お坊ちゃんの父と結婚したけど、事業も結婚生活も破綻してしまい。
母が死ぬ直前、ミイラみたいにシワシワの老婆なのに、お医者さんに「男の人紹介して」と言っててさ。死ぬまで「男を捕まえることでしか幸せになれない」と思ってたんだなと。
私はそんな母を見てきたから「男に選ばれることに全力を注ぐような人生はやめたほうがいい」と書くんだと思う。
ノンキ:なるほど…。親の影響を良い方向に変えられるといいですよね。それが結果的に幸せな恋愛や結婚につながるといいなあ。
文系:腐女子ちゃんもBLタワーごと受け入れてくれる人が見つかりますように(笑)。
腐女子:そんな人いるんでしょうか…?
文系:腐女子ちゃんはいい奥さんになると思うけど。
腐女子:でもBLにかなり散財してますよ。節約するどころか「なるべくお金を使って業界に貢献したい」って想いがあって。
アル:なんていいユーザーだ!!腐女子ちゃんみたいな人が業界を支えてるんだよ。そんな腐女子ちゃんを支えてくれる伴侶に出会えますように!
それでは皆さん、貴重なお話をありがとうございました。ぜひまた座談会しましょう♪
Text/アルテイシア
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