美咲:私は、別れるという行為が大変だから、なるべく付き合うという形はとりたくないし、フリーであれば誰も傷つけないから、それが一番だと思うんですよね。
でも、好きだと触りたくはなるからセフレが一番いい関係だと思うけれど、セフレのままでいるのはなかなか難しいですよね。

はあちゅう:それは、セフレじゃなくて付き合ってほしいって言われちゃうってことだよね。
逆はないの? 美咲ちゃんがすごく好きだった人に対して、セフレから恋人に昇格したいって思ったことは?

美咲:だいたい付き合えますよね、その場合。

はあちゅう:それはとても特殊で幸せな例で、私は、セフレはどこまでいってもセフレだと思う。
セフレと本命は別っていう男の人が多いから。セフレからの恋人昇格って、普通の恋愛よりハードルが数段高いと思うんですよね。
普通はデートしている時間を重ねて、少しずつ距離を縮めていった結果、お楽しみのデザートが最後にあるわけじゃないですか。
そのデザートが最初にきちゃったら、次からどうやって距離を縮めればいいのかわからなくなると思う。

美咲:でも、例えば彼女や奥さんがいたとしても、やっぱり触れている時間の記憶って根強いものがあるから、寝ないよりは寝た方がいいと思うんですよね。
そうして共有した時間の分が思い入れになるから。その思い入れを持ってもらうためにも、ベッドの上での思い出は作りまくった方がいいと思います。

はあちゅう:でも、やっぱりエッチしちゃうと、そのエッチで満足しちゃって、5回くらいしたらうやむやにしようって感じになって短期間で終わってしまう男の人って多いと思う。

美咲:え? でも、5回くらいで飽きちゃうとしたら、そもそも付き合えなくないですか?
5回で虜にできないくらいなら、付き合ってからもヤバいですよ。
床を何回か共にして飽きてしまう関係だったら、付き合う相性じゃないと思います。

はあちゅう:確かに、それは言えるかも。

美咲:やればやるほどヤバくない? っていうくらいのセックスになってこないとお互いその先無理だと思います。