「ジェーン・スーのチャット相談室」連載で御馴染みのジェーン・スーさん、初の書籍『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』発売を記念して、書籍に掲載されている101個のコラムのうち10個を、AMで独占先読み企画として公開!
本の発売は10月12日ですが、その前にぜひ、こちらで試し読みをしてみてください。
【前回までの記事はコチラ】
【1】彼氏が3年以上いない!のは危険?、【2】すんなり結婚できる女は○○の腕がいい!、【3】彼の喜ばせたい気持ちを無意識に踏みにじる
【4】彼の友人に初めて会ったとき、自分の失敗談やバカ話ばかりした。
そこは笑いをとって、盛り上げなくてよいのであった。
はじめまして! 私が来たからには、普段より楽しい空間をお作り……しなくてよいのです。
思わず腕まくりをしてしまうその心意気、はたまた人見知りが逆噴射した喋りすぎ、痛いほどわかります。
バカ話や失敗談は、人にたくさん笑ってもらえる話です。
私たち未婚のプロのように、初対面の人ともすぐ仲良くなれる、鉄板バカ話を持つ猛者もいるかもしれません。
が、初めて彼の友達に会うなら、しばらくは普通に様子を見ていればいい。なぜならそこは、彼と彼の友達の場だから!
過剰なまでに料理を取り分けたり、飲みものをまとめてオーダーしたり、みんなが知らない、彼のこんなとこやあんなとこを発表したり……。
これらは、場の尊重より自分の場固めを優先した行為です。
私たち未婚のプロが、それに気づくのは遅すぎました。
自分のペースで「生の人ーーー!」と初対面の人に挙手をさせ、彼の友達のボケに鋭く突っ込み、バカ話を延々と繰り広げる。
その場は盛り上がったものの、結果的に彼はドン引き。恥ずかしい話を披露された、彼のメンツは潰れっぱなし。
仕切り好きの傲慢な女と、自分に自信のない女は、どちらも人に下駄を預けることができないのが特徴です。
その場の仕切りが悪かろうが、ちょっと微妙な沈黙が流れようが、自分が率先してエンターテイナーになる必要はありません。
そこはブロードウェイではないのだよ。
これは「女だから、大人しくしていろ」という話ではなく、単純に場の問題。
彼を自分の女友達に会わせたとき、場の空気を乱すようなことをされたら嫌じゃないですか。
そう考えればすぐわかるのに、その場に行くとテンパってわからなくなっていたのが、若かりし日の未婚のプロ。
人の場を間違ったサービス精神で乱しただけだったと気づいたときには、プロポーズははるか彼方でした。
自分の話で場を盛り上げるのは、せめて何度か会ってから。彼の場になじんでからでも遅くない!
『ジェーン・スー 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』
著者:ジェーン・スー
発行:ポプラ社
10月12日発売
Text/ジェーン・スー
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